飛騨春慶の塗り直し [その他]
11月に飛騨高山に出かけて
漆が薄いような印象に悩んだものの結局買ってきたお弁当箱、
持って帰ってからも
「漆が薄いんじゃないのかなぁ~~」の疑念が晴れず
止めてある桜の皮も引っかかるし、
やっぱりコレは…とか言ってブツブツ考えていたら
手から滑り、そして梅酒のビンにぶつけながら
床に落とすという、いきなり涙目な事故でした。
それで、神岡春慶館というところに
塗り直しの問い合わせをしてみたら
引き受けてくださることになりました。
まずは写真を送ってみて、ということで
見積もりを取ってから現物を送ります。
この蓋の上面に凹み2か所
蓋のヘリが削れたところが1か所
桜の皮が引っかかる
これは戸沢漆器のお弁当箱だけれど
皮の所はこのように漆が厚めに盛られていて滑らか
…やはり今回のお弁当箱、悩ましい。
で、塗り直しできますよ、というお返事を頂いたので
ついでに戸沢漆器のお弁当箱に付属している仕切りも
一緒にお願いすることにしました。
ヘリが剥げてきてしまったのです
2か月弱待機。
で、帰ってきたお弁当箱がコチラ
色がやや暗めですがそのうち明るくなってきます、
ということだけど、この色のままでも良いぐらい
しっとりとした手触りで、買った時の
「薄くない?」「カサカサじゃない?」「気のせい?」は
完全に消失しました
皮の継ぎ目もしっかり塗り込められている
ヘリも同様に塗り込められて滑らかな手触り
仕切りもやや色が濃くなって
しかししっかり塗られて帰ってきた
元のお弁当箱に収める
飛騨春慶は漆器の中でも、比較的日常使いの
上品な漆器、という感じの価格で
輪島の漆器みたいに相当な高級品で
我々庶民には恐ろしくて使えない、というものとは
ちょっと違います。
これからもちょっと良い普段使いで
バンバン使っていきたいものです。
2018-04-13 18:19
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コメント(8)
塗りなおして貰いたくて春慶塗自身がツケモノさんにアピールして買われた…
なぞというロマンチックな妄想が涌き中
器も持ち主もハッピーな結末♬
(※但実費発生)
by cassis (2018-04-13 21:22)
漆器のお弁当箱、いいですね~。 プラスチック製品等と違い、手入れは大変ですが、毎日のお昼ご飯が美味しく感じられますね~。 私はまげわっぱのお弁当箱を愛用してます。 日本文化が溢れるryangさんのブログに出て来る食器を見てて、砲金天ぷら鍋や岩城硝子のボールの海外生産など、私の思ってる事が出て来てとても楽しみにしております(*^-^*)
これから、梅干し作りの季節ですね^^ 私も頑張って漬けますゾ(^^♪
by ひでき (2018-04-14 22:12)
漆器のお弁当箱、大事に使用されてますね。
やはり、良い物の普段使いって結果的には精神的にも良いことなんですね(^_^)
by kou (2018-04-15 07:28)
こんな漆器のお弁当持ってたら毎日お昼御飯が楽しみですね。
欲しくなっちゃいました。
by LoveBeer (2018-04-18 21:30)
cassisさん
あーなるほどー!なーんて納得^ ^
塗り直しと往復送料が掛かりましたが、直して貰って
良かったです。
by ryang (2018-04-19 21:06)
ひできさん
曲げわっぱ、良いですね。
メイドインジャパン、頑張って欲しいです。
これから梅干しですねー。楽しみです!
by ryang (2018-04-19 21:13)
kouさん
ふふふ、そうですね。
ご飯の時間そのものが大事なものとなります。
漆器のお弁当箱、奮発して良かったです^ ^
by ryang (2018-04-19 21:14)
LoveBeerさん
そうなんです。春慶のお弁当箱に詰めれば
地味なお弁当も素敵弁当に見えるんです。
いつも美味しそうー、って思います^ ^
by ryang (2018-04-19 21:16)