生地も漆器もツヤ有りが好き [観光]
今年のお盆は忙しい
法要絡みのことが色々あって気力と体力と嫁力が
試されるんだぞ…と思っていたのだけど
3連休はオットの企画で高山・富山・能登に行く
という話がありました
夏休みをここで取ることにしていたのだけど
諸事情により間に出勤することになって
2泊予定を1泊にして、とりあえず出かけることにします
そして直前になって義父からオットに電話がありました
なんでも、よく買っていた漆器屋さんのご主人が
元気にしているかどうか見に行きたい、という用件で
「じゃあボク会いに行ってくるよ」
…ついでに木曽に寄ることになりました
(漆器屋さんは覚えてないだろうよ)
「3時半に出よう」
オムスビと鶏ムネ肉の唐揚げを作って出かけます
なんだかんだ4時ぐらいに出発
木曽、飛騨高山、輪島と漆器をめぐる旅です
ここ最近の話をいろいろしながら機嫌よく木曽に到着
ずいぶんと涼しくて過ごしやすい
猿の親子に遭遇したけどモタモタしてる間に
山に帰ってしまって写真は撮れなかった
奈良井の道の駅に止めて奈良井宿を散策します
ちょうどお祭りがあるようで提灯が下げられています
重要伝統的建造物群保存地区だそうですよ
水場がある
スイカが冷やされている!!
いいなーいいなー
看板も古い
ずっと続いている
また水場でスイカ
いいよねー 今日はお祭りだから
みんな帰ってくるんだねー
ここがお義父さんの言っていた漆器屋さん
そんな「元気にしてるか見に行きたい」とか言って
漆器屋さんが判るほどお義父さん付き合いがあったわけー?
って疑いの目を向けつつ
奥からおばあちゃんが出てきてオットを見た途端に
涙目になって「あぁ…覚えてますよ、あなた…社長にそっくり」
オットの苗字も覚えていて「主人がいつも言っていました、
〇〇の家の豆蔵が来る、ってね」
へぇー 覚えられるほどの関係だったのか
「いつもすごくたくさん買ってくださってたもの」
お茶を入れてくれていろいろお話をしてお店を出ました
「檜の風呂をトラックで買いに来たこともある。
それで帰ってから水を抜く栓の穴が無いってなって
またその穴を開けてもらうためにトラックで来たことがある」
とか言って、若干呆れる思い出話。
ここにも小さい水場があるけどスイカはなかった
宿場をどんどん抜けていくと神社がありました
やっぱりさー、帰る地元があるって良いよ
復路では「奈良井の祭りは格が違う」っていう
Tシャツを着ている若者たちが祭りの準備をしていた
お祭りだから締めている漆器屋さんも多いのだけど
やっているお店を覗いてみる
`ご覧になりたいかたは店員までお声掛けください´
っていう札が立っているガラス戸の棚には
ピッカピカのすごく良さそうな漆器が並んでいる
そして値札の0が多い
…ねぇ、木曽漆器って高いんだね…
「え、そうだよ」
私、こういうメンパみたいなのが木曽漆器かと思ってた
「そういうのはまぁ、普段使いのものだよね」
フーン…
途中にあった木曽くらしの工芸館というところにも寄る
お土産物しかないかもよ、って言いながら入ったけど
結構良いもの売ってる
ねぇ、この堆朱の座卓、いちじゅうひゃくせん…
1,000,000円、ってひゃくまんだって!!
あなたの家にも同じようなのあるよね
失礼ですけど本物? プリント?
「本物だよぉ」 ヒー
そもそもなんだって木曽にそんなに来てたわけ
「避暑だよね」 ヒー
オットの実家は自営業で商売をしているのだけど
昔やっていた業種ではずいぶんと羽振りが良かった
というのは本当だったんだ…
うち百万の家具なんかないよ多分…
このあと平沢地区にも行ってみます
静か
やってないのかなと思うほど静か
だけどやってる
そしてめっちゃ高級品しかない
職人さんがお店をやっているらしくて
それぞれオリジナルなものが豊富
警察みたいな白手袋持って来ればよかった
素手なんかで触れないもの
木曽漆器の過程をお弁当箱をモデルに
展示しているお店があった
…ねぇ、メンパって途中のこの辺りぐらいで
過程の半分ぐらいだね…
「だから木目が見える程度の塗りなんて
日常使いなんだってば」
グゥ
お正月ぐらいしか出番がないものを
買うような余裕はないんですよねー残念なんですけど
でもさー、こういうのは買い支えたいけどねー
伝統として残していかないと
…でも我が家では無理です…ごめんなさい
そして木曽に美味しいお蕎麦屋さんがあるということで
行ってみましょう
おぎのやさん
ざる蕎麦2枚でオーダー
美味しかった すごく美味しかった
3枚でも良かったぐらい美味しかった
それで木曽から高山に出ます
稲豊園
最近ネットで見つけた猫まんじゅう
そうだ、先日これを見つけて
いつも通っていただろうに気づかなかったよねー
行ったら買おう、って言ってたら
この連休に行く企画が上がったのだった
お土産もこれにしよう
写真撮影・掲載OK
「今回も戸沢漆器に行くの?」
一応行ってみるー けどもう買えないよねー
飛騨コンロのお店だってー
うちの飛騨コンロもなかなか活躍してるよねー
「あ、こくわってあのこくわじゃないの、隣」
!!
この露店はこくわ漆器が出張してきていた
「私が塗ってます」ってご主人がお店に出ていて
初めて見る深い蓋の楕円のお弁当箱があった
紅春慶で塗りもすごく綺麗だ
「この丸は半額ですよ」ってまん丸のは4,500円、
楕円だと9,000円、これはなんでだったか忘れてしまった
(楕円は蓋の板が2枚必要なのと
まん丸は蓋の件以外も何かの必要がないから安くできる
と言っていたと思うのだけど思い出せない
暑くて暑くて若干ボンヤリしていたのかも)
これ買って 「買えば」
お金ないもん 「…。」
楕円のお弁当箱と、紅のお箸を買ってもらった
ご主人がおまけして黄春慶のお箸もつけてくれた
戸沢漆器は行ったけど無い袖は振れないしー
そっと見て回っただけでおしまい
宮川の朝市のあたりの川で川遊びをしている
気持ちよさそうだ
それにしても暑い
オットなんか顔が真っ赤で汗がダラッダラで
熱中症の患者さんみたいになってる
やばいんじゃないかコレは
かき氷を食べよう、ってウロウロ歩くのに
こんな時に限ってソフトクリームばっかり出てくる
ダメだよこんなに暑いとソフトクリームなんて
かわいいもん食べてられない、氷がいい
どっかにあったよねかき氷の看板とか旗とか…
あった
「ボク、桃にする」
私は宇治にするー
って、看板とえらい違いの氷の質と量でないの
今どきこんな昭和の台所で作ったような
氷の粒のかき氷の方が珍しいわ!
「生き返った」←本当にそんな感じだった
それにしてもめちゃ暑い
夢見てるのかなと思うほどの暑さ、もう熱い
そしてこのまま富山に向かいます
夜はホテルのレストランで済ませます
前回は貸し切りだったけど今回は入れて良かった
20時には寝落ち
朝6時前にぱっちりと起きて7時に朝食
健康的だもんねー
2日目は石川県に向かいます
なぎさドライブウェイ
水曜どうでしょうの
「試験に出る石川県富山県」で出てきた!
海流が運んだ細かい砂なので、固く締まっていて
海岸沿いなのに車で走れるのです
ロープで規制されてるなぁ
どうでしょうでは水陸両用のように走れる
ってやってたな
ロープの向こうは海水浴客もいるから
時期の問題なのかもしれない
降りてみよう
えい
ぱっ
確かに硬い! 満足
しばらく走っていると窓から五重塔が見える
「今からそこに行くんだよ」げー暑いよぉ
池の鯉は暑くないのかなぁ
しゃがんだら集まってきてしまった
日蓮宗の本山 妙成寺の五重塔
お釈迦さま
オットに100円をもらっておみくじを引く
吉かぁー
大吉って今まで一度しか引いたことないんだよなぁ
本堂に行ったらまたおみくじがあった
「普通こっちで引くだろ」 そういうもんか
じゃぁさっきのは練習ね!
今度は大吉を引き寄せるぞ、どや2回目!
どーん
大吉ー!!
「…もってるね…。」
人生2回目の大吉、大事に持っておこう
能登に移動します
金剛の洞窟を見に行くのだそう
「観光船に乗るかも」何のために?
「洞窟が海から見えるんだ」そんだけー
「あなた本当に地形とかの観光に興味ないね」うん
船に乗らないと見えないのかしら、その洞窟
「どうかな、降りてみようか」
あーつーーいーーー
とりあえず降りてみる
へー
波で削られてこの形になったのねー
義経一行がこのあたりに船を隠したとか
ひっぱり餅という大きな看板があって
これは弁慶が蒸した米をを引っ張って餅にして
乾燥させたものを携帯食にしたとか
言い伝えがあるらしい
買って帰ることにする
やっぱり餅は好き
あー暑い
オットはまた顔が真っ赤で尋常じゃない汗をかいている
本日もかき氷
「ボクみぞれにする」わたし宇治にするー
あー美味しいねーー
とぎ海街道で桜貝が拾えるかも
桜貝のモニュメント的なものを設置していた
降りてみましょう
海水浴客はほとんどいなくて静か
小さい貝殻はあるけど桜貝は無いなぁ
道の駅のソフトクリームはジャガイモなのか?
大変気になるけど暑すぎてやっぱりソフトクリームは
食べられない 残念
道の駅で売っていたサザエ最中
お昼ご飯を食べる気分でもないし
サザエ型の最中なんておもしろい
凝ってるー
餡は小豆と青のりの2段になっている
美味しかった
この後、弁天様を見に行くと言うオット
むかーし、伯父さんと来たことがあるらしい
ガラーン
なにか売店の跡があって、ソフトクリームの機械とか
鉄板とかの残骸があったのと、コンクリートの基礎が
残されているのみ
「弁天様はドコかなぁ」
だがしかし、結局立ち入り禁止の看板がある
地震の影響で入れなくなった模様
フーム、残念
この後輪島に向かいます
途中にあったトトロに見える岩
15時ごろに輪島の道の駅で
お昼ご飯を食べようかと思ったのだけど
入ったお店の店員さんがモグモグしながら
奥から出てきて「大丈夫です」と言ってたのに
さらに奥からおばさんが出てきて
「ちょっと今は…ご飯がないです」って
不愛想に言われてちょっと不快な気持ち
だったらメニュー下げておくとか
店closeにするとかすればいいのに
明らかに自分たちのご飯が理由だろ、って
感じを受けて印象悪い
道の駅には15,000円前後のお椀なんかも売ってて
へぇー、さすが漆器の町だなと思ってたらオットが
「漆器はこれから漆器会館に行くから
そこでちゃんとしたものを選べば良い」
えー、15,000円もかなりちゃんとしてるけど...
そのまま輪島漆会館に移動して漆器を見学
ピッカピカ
漆もそうだし、沈金も蒔絵も、恐ろしいピカピカ
値段も眩しくて0が多い
1棚ごとに「お手を触れないでください」「撮影禁止」
という札があるけど、札なんかなくたって恐れ多くて
触れないことは分かるぐらい、オーラが違う
木曽漆器もすごいなーと思ったけど、見せ方が違う
木曽は「分かる人にだけ分かればいい」感じの雰囲気
輪島は裕福で有名で「分からない人は人にあらず」的な雰囲気
どっかのお姫様でないと買えないような...
なんか、「実用の美」ってのが無いというか
つまり「我が家には合わない」という敷居の高さ
「ちゃんとしたものを選べば良い」てあーた、
...疲労感でいっぱい
んーー
お高い。なんか勝手に「私ら庶民なんて」って
卑屈になる感じのお高さ。
街も奈良井や平沢とも違って、近代的なものも
景観を守るためなのか、「そういう風体」で
何屋さんかわからん…
「輪島は気に入らなかったみたいだから早く出よう」
えー、別に気に入らないとかじゃないんですけどー
この輪島の敷居の高さ
煌びやかな調度品の数々を見てしまうと
「2万円の輪島のお椀になんの価値があるのか」てなってくる
でも我が家は沈金の10万円のお椀を迎え入れるような
生活レベルじゃないもの
さっきの道の駅の対応も相まって、なんていうか
…まぁ結局気に入らなかった、ごめんなさい
それでちょっと移動して千枚田を見に行く
「千枚田 本当の数は二千枚だ」みたいなこと
どうでしょうで言ってた、大泉校長
綺麗だ
これは実って黄金色になってきたら
もっと綺麗だろうな
なんか観光っぽいね
「観光だよ…」そうかー
夕ご飯をどうするか考えていませんでした
氷見の道の駅は18時で閉まってしまいました
10分遅かった、失敗
どこか帰りのSAかなー
って言っていたら、射水でまた道の駅がありました
どうするー また道の駅行ってみるー
白エビかき揚げ蕎麦
美味しかった
そして射水の道の駅はいろいろと地のものが
置いてあって良い場所だった
さーここから高速にのって帰ろう
射水を出たのが20時前、
ここから6時間ぐらいかけて自宅に戻ります
昨日たくさん寝ておいたから大丈夫
私はメニエールになってから運転をしなくなったから
オットが一人で運転するのだけど
あんまり寝てしまうとアレだしー
そんなこんなで無事に帰宅したのは午前2時半でした
疲れたけど楽しかったな
iPhoneのヘルスケアを見てみたら
2日間トータルで37,000歩ぐらい歩いていました
これが最初の目的であった猫まんじゅう
あと、こくわ漆器で買ったお弁当箱
ちなみにこれは先日届いた戸沢漆器のお弁当箱
上が戸沢漆器、下がこくわ漆器
「こくわ漆器の奥さんがさー、
『お弁当箱はいくつあってもいいですからね、
お持ちになっていない形のお弁当箱を買われたら
よろしいですよ』ってそれ勧めてきた時
ボカァよっぽど言おうかと思ったんだよ。
『一体いくつ弁当食べるつもりだ、ってぐらい
他にもたくさん持ってるんです、この人』って」
フフフ 「笑ってる場合かー」
それにしても、木曽漆器は誤解してたなぁ~~~
私はてっきりあの摺り漆のマットなものが
木曽漆器なのかと思ってた
あんな木目がわからないほどツヤツヤで
鏡面みたいな立派な漆器だと思わなかった
私が木曽漆器だと思ってたのはメンパだったのか
メンパも日常のお弁当箱としては朴訥とした感じで
いいですけどね
何にどうやってお金を使うかは人の価値観だから
色々あると思うけど、私は実用の漆器が好き
そして木曽メンパもいいけど飛騨春慶が好き
やっぱり生地も漆器もツヤ有が好きなんだなぁ
法要絡みのことが色々あって気力と体力と嫁力が
試されるんだぞ…と思っていたのだけど
3連休はオットの企画で高山・富山・能登に行く
という話がありました
夏休みをここで取ることにしていたのだけど
諸事情により間に出勤することになって
2泊予定を1泊にして、とりあえず出かけることにします
そして直前になって義父からオットに電話がありました
なんでも、よく買っていた漆器屋さんのご主人が
元気にしているかどうか見に行きたい、という用件で
「じゃあボク会いに行ってくるよ」
…ついでに木曽に寄ることになりました
(漆器屋さんは覚えてないだろうよ)
「3時半に出よう」
オムスビと鶏ムネ肉の唐揚げを作って出かけます
なんだかんだ4時ぐらいに出発
木曽、飛騨高山、輪島と漆器をめぐる旅です
ここ最近の話をいろいろしながら機嫌よく木曽に到着
ずいぶんと涼しくて過ごしやすい
猿の親子に遭遇したけどモタモタしてる間に
山に帰ってしまって写真は撮れなかった
奈良井の道の駅に止めて奈良井宿を散策します
ちょうどお祭りがあるようで提灯が下げられています
重要伝統的建造物群保存地区だそうですよ
水場がある
スイカが冷やされている!!
いいなーいいなー
看板も古い
ずっと続いている
また水場でスイカ
いいよねー 今日はお祭りだから
みんな帰ってくるんだねー
ここがお義父さんの言っていた漆器屋さん
そんな「元気にしてるか見に行きたい」とか言って
漆器屋さんが判るほどお義父さん付き合いがあったわけー?
って疑いの目を向けつつ
奥からおばあちゃんが出てきてオットを見た途端に
涙目になって「あぁ…覚えてますよ、あなた…社長にそっくり」
オットの苗字も覚えていて「主人がいつも言っていました、
〇〇の家の豆蔵が来る、ってね」
へぇー 覚えられるほどの関係だったのか
「いつもすごくたくさん買ってくださってたもの」
お茶を入れてくれていろいろお話をしてお店を出ました
「檜の風呂をトラックで買いに来たこともある。
それで帰ってから水を抜く栓の穴が無いってなって
またその穴を開けてもらうためにトラックで来たことがある」
とか言って、若干呆れる思い出話。
ここにも小さい水場があるけどスイカはなかった
宿場をどんどん抜けていくと神社がありました
やっぱりさー、帰る地元があるって良いよ
復路では「奈良井の祭りは格が違う」っていう
Tシャツを着ている若者たちが祭りの準備をしていた
お祭りだから締めている漆器屋さんも多いのだけど
やっているお店を覗いてみる
`ご覧になりたいかたは店員までお声掛けください´
っていう札が立っているガラス戸の棚には
ピッカピカのすごく良さそうな漆器が並んでいる
そして値札の0が多い
…ねぇ、木曽漆器って高いんだね…
「え、そうだよ」
私、こういうメンパみたいなのが木曽漆器かと思ってた
「そういうのはまぁ、普段使いのものだよね」
フーン…
途中にあった木曽くらしの工芸館というところにも寄る
お土産物しかないかもよ、って言いながら入ったけど
結構良いもの売ってる
ねぇ、この堆朱の座卓、いちじゅうひゃくせん…
1,000,000円、ってひゃくまんだって!!
あなたの家にも同じようなのあるよね
失礼ですけど本物? プリント?
「本物だよぉ」 ヒー
そもそもなんだって木曽にそんなに来てたわけ
「避暑だよね」 ヒー
オットの実家は自営業で商売をしているのだけど
昔やっていた業種ではずいぶんと羽振りが良かった
というのは本当だったんだ…
うち百万の家具なんかないよ多分…
このあと平沢地区にも行ってみます
静か
やってないのかなと思うほど静か
だけどやってる
そしてめっちゃ高級品しかない
職人さんがお店をやっているらしくて
それぞれオリジナルなものが豊富
警察みたいな白手袋持って来ればよかった
素手なんかで触れないもの
木曽漆器の過程をお弁当箱をモデルに
展示しているお店があった
…ねぇ、メンパって途中のこの辺りぐらいで
過程の半分ぐらいだね…
「だから木目が見える程度の塗りなんて
日常使いなんだってば」
グゥ
お正月ぐらいしか出番がないものを
買うような余裕はないんですよねー残念なんですけど
でもさー、こういうのは買い支えたいけどねー
伝統として残していかないと
…でも我が家では無理です…ごめんなさい
そして木曽に美味しいお蕎麦屋さんがあるということで
行ってみましょう
おぎのやさん
ざる蕎麦2枚でオーダー
美味しかった すごく美味しかった
3枚でも良かったぐらい美味しかった
それで木曽から高山に出ます
稲豊園
最近ネットで見つけた猫まんじゅう
そうだ、先日これを見つけて
いつも通っていただろうに気づかなかったよねー
行ったら買おう、って言ってたら
この連休に行く企画が上がったのだった
お土産もこれにしよう
写真撮影・掲載OK
「今回も戸沢漆器に行くの?」
一応行ってみるー けどもう買えないよねー
飛騨コンロのお店だってー
うちの飛騨コンロもなかなか活躍してるよねー
「あ、こくわってあのこくわじゃないの、隣」
!!
この露店はこくわ漆器が出張してきていた
「私が塗ってます」ってご主人がお店に出ていて
初めて見る深い蓋の楕円のお弁当箱があった
紅春慶で塗りもすごく綺麗だ
「この丸は半額ですよ」ってまん丸のは4,500円、
楕円だと9,000円、これはなんでだったか忘れてしまった
(楕円は蓋の板が2枚必要なのと
まん丸は蓋の件以外も何かの必要がないから安くできる
と言っていたと思うのだけど思い出せない
暑くて暑くて若干ボンヤリしていたのかも)
これ買って 「買えば」
お金ないもん 「…。」
楕円のお弁当箱と、紅のお箸を買ってもらった
ご主人がおまけして黄春慶のお箸もつけてくれた
戸沢漆器は行ったけど無い袖は振れないしー
そっと見て回っただけでおしまい
宮川の朝市のあたりの川で川遊びをしている
気持ちよさそうだ
それにしても暑い
オットなんか顔が真っ赤で汗がダラッダラで
熱中症の患者さんみたいになってる
やばいんじゃないかコレは
かき氷を食べよう、ってウロウロ歩くのに
こんな時に限ってソフトクリームばっかり出てくる
ダメだよこんなに暑いとソフトクリームなんて
かわいいもん食べてられない、氷がいい
どっかにあったよねかき氷の看板とか旗とか…
あった
「ボク、桃にする」
私は宇治にするー
って、看板とえらい違いの氷の質と量でないの
今どきこんな昭和の台所で作ったような
氷の粒のかき氷の方が珍しいわ!
「生き返った」←本当にそんな感じだった
それにしてもめちゃ暑い
夢見てるのかなと思うほどの暑さ、もう熱い
そしてこのまま富山に向かいます
夜はホテルのレストランで済ませます
前回は貸し切りだったけど今回は入れて良かった
20時には寝落ち
朝6時前にぱっちりと起きて7時に朝食
健康的だもんねー
2日目は石川県に向かいます
なぎさドライブウェイ
水曜どうでしょうの
「試験に出る石川県富山県」で出てきた!
海流が運んだ細かい砂なので、固く締まっていて
海岸沿いなのに車で走れるのです
ロープで規制されてるなぁ
どうでしょうでは水陸両用のように走れる
ってやってたな
ロープの向こうは海水浴客もいるから
時期の問題なのかもしれない
降りてみよう
えい
ぱっ
確かに硬い! 満足
しばらく走っていると窓から五重塔が見える
「今からそこに行くんだよ」げー暑いよぉ
池の鯉は暑くないのかなぁ
しゃがんだら集まってきてしまった
日蓮宗の本山 妙成寺の五重塔
お釈迦さま
オットに100円をもらっておみくじを引く
吉かぁー
大吉って今まで一度しか引いたことないんだよなぁ
本堂に行ったらまたおみくじがあった
「普通こっちで引くだろ」 そういうもんか
じゃぁさっきのは練習ね!
今度は大吉を引き寄せるぞ、どや2回目!
どーん
大吉ー!!
「…もってるね…。」
人生2回目の大吉、大事に持っておこう
能登に移動します
金剛の洞窟を見に行くのだそう
「観光船に乗るかも」何のために?
「洞窟が海から見えるんだ」そんだけー
「あなた本当に地形とかの観光に興味ないね」うん
船に乗らないと見えないのかしら、その洞窟
「どうかな、降りてみようか」
あーつーーいーーー
とりあえず降りてみる
へー
波で削られてこの形になったのねー
義経一行がこのあたりに船を隠したとか
ひっぱり餅という大きな看板があって
これは弁慶が蒸した米をを引っ張って餅にして
乾燥させたものを携帯食にしたとか
言い伝えがあるらしい
買って帰ることにする
やっぱり餅は好き
あー暑い
オットはまた顔が真っ赤で尋常じゃない汗をかいている
本日もかき氷
「ボクみぞれにする」わたし宇治にするー
あー美味しいねーー
とぎ海街道で桜貝が拾えるかも
桜貝のモニュメント的なものを設置していた
降りてみましょう
海水浴客はほとんどいなくて静か
小さい貝殻はあるけど桜貝は無いなぁ
道の駅のソフトクリームはジャガイモなのか?
大変気になるけど暑すぎてやっぱりソフトクリームは
食べられない 残念
道の駅で売っていたサザエ最中
お昼ご飯を食べる気分でもないし
サザエ型の最中なんておもしろい
凝ってるー
餡は小豆と青のりの2段になっている
美味しかった
この後、弁天様を見に行くと言うオット
むかーし、伯父さんと来たことがあるらしい
ガラーン
なにか売店の跡があって、ソフトクリームの機械とか
鉄板とかの残骸があったのと、コンクリートの基礎が
残されているのみ
「弁天様はドコかなぁ」
だがしかし、結局立ち入り禁止の看板がある
地震の影響で入れなくなった模様
フーム、残念
この後輪島に向かいます
途中にあったトトロに見える岩
15時ごろに輪島の道の駅で
お昼ご飯を食べようかと思ったのだけど
入ったお店の店員さんがモグモグしながら
奥から出てきて「大丈夫です」と言ってたのに
さらに奥からおばさんが出てきて
「ちょっと今は…ご飯がないです」って
不愛想に言われてちょっと不快な気持ち
だったらメニュー下げておくとか
店closeにするとかすればいいのに
明らかに自分たちのご飯が理由だろ、って
感じを受けて印象悪い
道の駅には15,000円前後のお椀なんかも売ってて
へぇー、さすが漆器の町だなと思ってたらオットが
「漆器はこれから漆器会館に行くから
そこでちゃんとしたものを選べば良い」
えー、15,000円もかなりちゃんとしてるけど...
そのまま輪島漆会館に移動して漆器を見学
ピッカピカ
漆もそうだし、沈金も蒔絵も、恐ろしいピカピカ
値段も眩しくて0が多い
1棚ごとに「お手を触れないでください」「撮影禁止」
という札があるけど、札なんかなくたって恐れ多くて
触れないことは分かるぐらい、オーラが違う
木曽漆器もすごいなーと思ったけど、見せ方が違う
木曽は「分かる人にだけ分かればいい」感じの雰囲気
輪島は裕福で有名で「分からない人は人にあらず」的な雰囲気
どっかのお姫様でないと買えないような...
なんか、「実用の美」ってのが無いというか
つまり「我が家には合わない」という敷居の高さ
「ちゃんとしたものを選べば良い」てあーた、
...疲労感でいっぱい
んーー
お高い。なんか勝手に「私ら庶民なんて」って
卑屈になる感じのお高さ。
街も奈良井や平沢とも違って、近代的なものも
景観を守るためなのか、「そういう風体」で
何屋さんかわからん…
「輪島は気に入らなかったみたいだから早く出よう」
えー、別に気に入らないとかじゃないんですけどー
この輪島の敷居の高さ
煌びやかな調度品の数々を見てしまうと
「2万円の輪島のお椀になんの価値があるのか」てなってくる
でも我が家は沈金の10万円のお椀を迎え入れるような
生活レベルじゃないもの
さっきの道の駅の対応も相まって、なんていうか
…まぁ結局気に入らなかった、ごめんなさい
それでちょっと移動して千枚田を見に行く
「千枚田 本当の数は二千枚だ」みたいなこと
どうでしょうで言ってた、大泉校長
綺麗だ
これは実って黄金色になってきたら
もっと綺麗だろうな
なんか観光っぽいね
「観光だよ…」そうかー
夕ご飯をどうするか考えていませんでした
氷見の道の駅は18時で閉まってしまいました
10分遅かった、失敗
どこか帰りのSAかなー
って言っていたら、射水でまた道の駅がありました
どうするー また道の駅行ってみるー
白エビかき揚げ蕎麦
美味しかった
そして射水の道の駅はいろいろと地のものが
置いてあって良い場所だった
さーここから高速にのって帰ろう
射水を出たのが20時前、
ここから6時間ぐらいかけて自宅に戻ります
昨日たくさん寝ておいたから大丈夫
私はメニエールになってから運転をしなくなったから
オットが一人で運転するのだけど
あんまり寝てしまうとアレだしー
そんなこんなで無事に帰宅したのは午前2時半でした
疲れたけど楽しかったな
iPhoneのヘルスケアを見てみたら
2日間トータルで37,000歩ぐらい歩いていました
これが最初の目的であった猫まんじゅう
あと、こくわ漆器で買ったお弁当箱
ちなみにこれは先日届いた戸沢漆器のお弁当箱
上が戸沢漆器、下がこくわ漆器
「こくわ漆器の奥さんがさー、
『お弁当箱はいくつあってもいいですからね、
お持ちになっていない形のお弁当箱を買われたら
よろしいですよ』ってそれ勧めてきた時
ボカァよっぽど言おうかと思ったんだよ。
『一体いくつ弁当食べるつもりだ、ってぐらい
他にもたくさん持ってるんです、この人』って」
フフフ 「笑ってる場合かー」
それにしても、木曽漆器は誤解してたなぁ~~~
私はてっきりあの摺り漆のマットなものが
木曽漆器なのかと思ってた
あんな木目がわからないほどツヤツヤで
鏡面みたいな立派な漆器だと思わなかった
私が木曽漆器だと思ってたのはメンパだったのか
メンパも日常のお弁当箱としては朴訥とした感じで
いいですけどね
何にどうやってお金を使うかは人の価値観だから
色々あると思うけど、私は実用の漆器が好き
そして木曽メンパもいいけど飛騨春慶が好き
やっぱり生地も漆器もツヤ有が好きなんだなぁ
2019-08-14 22:33
nice!(19)
コメント(10)
座卓が100万円@@;)
買っても(買えないけれど)怖くて使えない〜><
by さる1号 (2019-08-15 06:24)
一泊になったのは残念ですが、中身が濃い旅行となって最高ですね(^^)
海岸沿いの砂地を車で走れるのは驚きですね。行ってみたい!
by kou (2019-08-15 18:01)
さる1号さん
ほんとですよねぇ
そして100万出して欲しいかどうかというと
それはまた別の話なんですよねぇ
このご時世、伝統工芸を残していくのも大変ですね。
by ryang (2019-08-16 11:32)
kouさん
私が翌日仕事になってしまったおかげで
過密スケジュールとなったシワ寄せはオットの運転に
来たので気の毒なことに 笑
なぎさドライブウェイ、それだけと言ってはそれだけ
なんですけど、なんだか楽しかったので
往路だけでなく復路も走ってから出ました^^
by ryang (2019-08-16 11:37)
漆器、奥が深いのですね。
私は疎いので、高級漆器と樹脂塗装の器を並べられても区別がつかないかも知れません。^^;
それにしても奈良井宿、いい所ですね。行ってみたい。
岐阜県の盆地や北陸地方ってどうかするとやたら暑いことがありますよね。(フェーン現象?)
by yes_hama (2019-08-17 00:08)
木曽や飛騨高山、古き良きニッポンの風景ですね〜♪
写真で見ていると涼しげだけど・・・内陸は暑いわね。。
輪島で漆も目利きして、よい旅をなさいました(^.^)
猫まんじゅうが、可愛すぎて食べられない。。
by のらん (2019-08-17 11:38)
yes_hamaさん
漆器は良いものはやはり良いですねー
最近の生活仕様に合わせて樹脂なんかも
多くなっているようです。
奈良井宿は良い街並みでした^^
by ryang (2019-08-18 20:15)
のらんさん
暑かったというか、熱かったというか、
というかんじの高山でしたが、漆器をめぐる旅は
やはり楽しくて良い旅でした^^
by ryang (2019-08-18 20:21)
粗挽きカキ氷はノスタルジーですね。
それよりお蕎麦美味しそうですね。
by よっちん (2019-09-07 00:47)
よっちんさん
粗挽きのカキ氷!確かに!
的確な表現ありがとうございます 笑
お蕎麦は本当に美味しかったです 。
by ryang (2019-09-07 09:37)