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「飲んでも走って逃げられる程度にしておこう」と思った話 [雑記]

先日、アルコ―ル云々の話をしたけれど
私は最初に就職したのが東京都内で
家賃13,000円という監獄と言われていた寮に
住んでいたのだけど

私にとっては全く監獄ではなく
なにしろ職場から徒歩2分という近さと
家賃の安さが本当に良かった

池袋西部で好きな服を買って
食生活なんかめちゃくちゃ適当で
というか面倒で食べないでタバコばかり吸っていた
髪の毛なんかパーマと毛染めと栄養不足で傷んでいて
髪の毛を洗うととろろ昆布みたいに
テロンテロンになってしまう始末

社会人としての生活が始まって
仕事のプレッシャーと母からの鬼電からの逃避もあって
よく飲んでいました

同期や1学年上の期の医師が
おいしいお酒を飲みにつれて行ってくれて
なんだか分からないけど美味しいわー、
これまで大人っつーのは酒を飲んではクダを巻く、
約束ごとも忘れるし、本当に迷惑だ!
と思っていたら
違った世界で楽しいお酒を覚えました

その頃の勤務は3交代で
日勤 :8:30~17:30
準夜勤:16:30~0:30
深夜勤:00:30~翌朝8:30

みたいな感じに24時間が3分割されていて
日勤の後ちょっと寝て深夜で働き
帰って飲んで次の準夜勤に行くというサイクル

おかげでみんなしていつも「今日何日?」
「今日何曜日だっけ?」という会話が短時間に
繰り返されてみんなでちょっと時差ぼけみたいに
仕事をしていたのだけど

この日勤深夜を終えると夜になると飲みに行き
準夜が終わるとまた飲みに行き、
休みの日も飲みに行き、まーよく飲んでいた

仲の良い同期の先生の
行きつけであるお店のマスターには
「え?お店の子じゃなかったの?」
「ずっと同伴だと思ってた」と言われたぐらい
(髪も傷んで黄色っぽかったのもあると思う)

なんだかんだ先生たちは割とまじめで
おかしい手の出し方はしてこなかったし
住む世界が違う品の良さというか
なんか楽しい良い時代だったのです

トイレに行った後なんか
「薬を入れられる、という可能性もあるから
気を付けて」と飲んでしまってから離席するか
飲みかけグラスのものがあれば下げてもらうか、
ということを教えてくれたのも同期の先生だった

それにしても、ひどくヤサグレてはいないけど
ダメな見本みたいな私生活
っていう若かりし頃

それで10年以上前だけれど
また同期の皆さんで池袋に集まって飲んだのだけど
池袋で久しぶりの再会をして
何をどれだけ飲んだか覚えていないってぐらい
みんなして長い時間かなり飲んで酔っ払った
人生で一番飲んだ日だと思う

当時の彼(今のオット)が横浜から池袋まで
車で迎えにきたのだけど
車に乗ったら爆睡して、「着いたよ」と
当時のマンションの前で言われて起きたとたんに
「気持ちが悪い」と歩道に嘔吐した

オットは酔っ払いは嫌いだ、と怒りながら
「車入れてくるから帰ってな」とキレていて
(当時の我々は同じマンションの別々のフロアに住んでいた)
ごめんなさいと思いながらゲロゲロゲロゲロ~~と
吐き続けていたら

「大丈夫ー、飲みすぎちゃったの、送ろうか」と
男の人の声がして、革靴が目に入った

ハァ?気安く話しかけるんじゃないよ、
と思いながら見上げたら

制服を着たお巡りさんが2名
近くにハザードを付けたパトカーがいた

「大丈夫れす…家ここなんれ」と言うと
「あー、家の前で吐いちゃったの、大丈夫」
と尚も言われる

嘘ついてると思われてんのかなーと思いながら
「大丈夫れす」とヨタヨタしながらエントランスに入って
お風呂に入ってガーガー寝た

翌日は台風が来て大雨だったので
「あー、気圧が低いからこんなに酔ったのかな」
と思いながら、珍しく激しい頭痛と体調不良に後悔
ロキソニンを飲んで梅干しを食べて寝ていた

夜になるにつれ、「そういえば」と思ったのだけど
あれで声をかけられたのが職務中の警察官だから
良かったようなものの、ならず者の兄ちゃんたちだったら
大変なことになっていたかもしれない

オットに「私、無事だよ」と電話したら
呆れられつつもう怒っていなかったので
オットの家に行って警察官に声をかけられたと
話をしたらびっくりされた
「あった、歩道にゲロあった、あれ片づけに行かないと」
と言われて、そうだそうだと降りて行ったら
大雨ですっかり綺麗に流されていた

良かった、と言ったら
「良かった、じゃない」とまた怒られた


無宗教だし神様とか霊とか言わないけど
この時は神様?のお告げかなとか思った

自分が女であって格闘技の経験があるわけでもなく
男の腕の力には負ける
お酒は飲んでも走ってに逃げられる程度にしておこう

と反省した

そこからほとんどお酒を飲むことはなくなって
飲むとしてもビール2杯程度、日本酒だと1合程度
オットが最初から最後までいる時はもう少し
飲むこともあるけど、飲酒自体が年に何度か、って程度

元来面倒くさがりですぐサボろうとするのに
そこにお酒が加わるとより一層面倒になる

いろいろ「明日でいいか」と気が緩んで
洗い物とか片付けとかどうでもよくなってしまうし
お酒を飲んでフワ~ッと楽しい時間があっても
やらねばならないことがなくなるわけではないから
単純に「今日はフワ~ッとボンヤリできる」という
「やらねばならぬことがすっかり片付いたとき」しか
基本的には飲まない

飲まないと寝られないとか
飲まないと次の行動ができないとか
そういう、アルコールに支配されている状態は好きじゃない
タバコもそう

タバコは20代で1日1箱吸っていたけど
タスポによる購入の制度ができてから辞めた

証明するカードなんか作るほどでもないし
近くのお店が0時で閉まるから
早くタバコ買いに行かないと、とか
タバコに合わせて生活するのもアホらしくて
吸うのを辞めるという、面倒くさがりにもホドがある

幸い、お酒で大きな失敗をしたことはないけど
なんか周りの人がみんないい人だったから
というのも大きいだろう

そしてアルコールアレルギーのオットと結婚したというのも
特に辞めるとか辞めないとかではなく
「普段飲まなくなった」要因として大きいだろう


お酒、飲まないと
思い立ったら夜中のスーパーにも車出せるし
頭もクリア

私なんかただでさえ頭が良くないのに
お酒飲んだらよけいに悪くなる

仕事上での飲酒というのは機会として
歳と共に増えていくのが悩ましい

そもそも"個人的には嫌いだけど
嫌い、て言えないだけの相手"との酒の席において
酔っていつも同じこと話す人見てると
話す内容というのはだいたいにして
「ネコばっか拾ってないで子供を産め」とか
「色んな考え方があるから」とか言いつつ
「ウッカリ出来ることもあるから注意しなさい」
とか、あらゆる角度でハラスメント

どっから聞きつけたのか、という個人情報から
勝手に他人の価値観とか人格にダメ出しして
相対的に自分がスゴイと自賛の流れなんだけど
いやもうそのハラスメントは絶対値でダメです
と思う

結局、どんな立派な研修行っても
変わらないんだなということを平気でする
シラフの時にどんなこと言おうが
結局酒飲むと絶賛ハラスメントで本当に嫌だ
不快だと言うと「お酒の席でのことなのに」と
こっちの器が小さいみたいなことを言ってくる

辟易
あー、そうだった、
大人って我慢してこういうのと付き合わないと
いけなくて、クダ巻かれて
聞きたくもない持論展開されて、しまいに
「期待してるんだから頑張りなさいよ」
とか職位関係なくマウントしてくる人とかいて
すげーーー迷惑なんだった

しかもそこそこの金額むしり取られて
社畜の上納金かよという
(まぁその通りなんだけど)

飲みたい人としか飲みたくないし
他人に迷惑をかけるのもイヤなので
酒の席自体を断るようになった次第
こういうとき「メニエールなので」は
だいぶ効いて良い
今年は新型コロナウイルスで
飲み会自体がないということについては良い


ま、そんなわけで
ウワバミと言われていた私が心を入れ替えて←?
「あんまりお酒を飲まなくなった理由」の話でした
(時々は飲みますよ、時々ね)




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コメント 10

さる1号

横浜から池袋まで迎えとは優しいな
自分だったら断固拒否だなぁ^^;
by さる1号 (2020-08-09 12:47) 

ryang

さる1号さん
フフフ 鉄は熱いうちに打て、です 笑
by ryang (2020-08-09 19:42) 

kou

耳が痛い話です(^^ゞ
20~30代は大酒飲みのヘビースモーカーでした。酒席の会が多い営業的な仕事(御用聞き)でしたが、雇用主が下戸なため、代わりに返杯を受ける。普段は諸先輩の誘いが断れないという感じで、案の定身体を壊してドクターストップとなりました。それで禁煙はスパットできましたが、お酒は適量になったと自負してます(^^;)
当時、彼女(現妻)には何度迷惑かけたことか・・・。
by kou (2020-08-10 18:41) 

yes_hama

記憶に残っているだけでも良かったかも?ですね。
大学時代、先輩からよく飲まされて(当時はイッキ飲みが問題視されていなかった頃)、飲めなくなったときは「飲めない演技」で乗り切ったつもりですが、記憶に残っていないこともあったかもしれません。(自信無)^^;
いまは年取ってアルコールに弱くなったせいもあり、飲む量はビール1本程度/日です。
by yes_hama (2020-08-10 22:12) 

ryang

kouさん
仕事絡みでの飲酒はキビシイですよね
本人の意思関係なく、今みたいにアルハラという
言葉自体もなかったわけで…
今は適量、これ大事ですよね^^
by ryang (2020-08-12 22:46) 

ryang

yes_hamaさん
そうですねぇ 
周りの大人が善良な市民だった、というのが
大きいですね
一気飲みはねー、あれダメですよね
急性アルコール中毒で本当に死にかけた人とか
重症膵炎とか、「搬送されてその後」を知ると
お酒って怖いなと思います…
by ryang (2020-08-12 22:55) 

のらん

看護師さん、すごいローテでも呑むのですね〜(@@;)
・・・私は、たぶん、もともとアルコールに弱いのに、
若い頃はけっこう呑んで、途中で記憶が飛ぶタイプでした。。
私もやっぱり、周りの人がいい人だったんだわ〜
そして、私も、アルコール飲めないダンナと結婚して、
ここ10年ぐらい、1滴も飲まない生活!(でも性に合ってるみたい♪)
by のらん (2020-08-15 15:22) 

ryang

のらんさん
そうですねー、なんかすごく飲んでました
夜勤が終わると次の夜勤まで飲み、日勤が終わると
また飲み、飲まない日がほとんどなかったかも...
私も、先日餃子を焼いたのですけどこの時も烏龍茶で
「もはや飲まないとなったら飲まないねぇー」と
笑いました
飲まないなら飲まないで良いですよね^^
by ryang (2020-08-16 19:35) 

Chobi.H.YAOITA

そんな豪快な過去があったとは!
やめた理由が「めんどくさいから」に笑ってしまいました(^o^)
そういえばそうです
夕食にノンアルコールビール飲み始めたのは「洗い物がますます嫌いになるから」だったことを思い出しました
by Chobi.H.YAOITA (2020-08-20 01:13) 

ryang

Chobi.H.YAOITAさん
酔って暴れたとか起きたら知らない場所だったとか
そういうことは無いのですけど、警察にご厄介に
なるところだったです^^;
ズボラもここまでくるといいことあるな、っていう
面倒くさがりです

洗い物、わかります
お酒を飲んでいい気分なのにシンクの食器を
これから片づける、というイベントが残っている!
私の場合は、酒のおかげで「明日明日!」てなり、
翌日起きてから「…昨日の私はアホでした」て
思いながら洗い物から始まる1日!
あー片づけておけばよかったよー
スタートダッシュができないよー
そうか、飲まなければいいんだ、っていう笑
by ryang (2020-08-20 13:31) 

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