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鎌倉で鳩の来襲を受けるものの休みを満喫して満足した話 [観光]

オットが「鎌倉の国宝館に行きたい」
とか言いだして、出かけてきました

私は仏像は良く分からないというかー
まぁ全然分からないんですよー

だから付いていくだけ

鶴岡八幡宮なんか中学生以来かもしれない

大船まで車で行って駐車場に入れたら
横須賀線で鎌倉まで行きます
(鎌倉で駐車場探すのなんかイヤ)

八幡宮でも茅の輪が出ていたので
ここでもお参り
今回は100円の初穂料がかかるけど
ちゃんと人形(ヒトガタ)もあった

ぐるぐる回って人形にいろいろ移して納めます
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お参りもしました
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国宝館に到着
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全然人いないですけど
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上野の国立博物館とは規模が違うけど
オットはなにやら熱心に見て回っていた

あ~~~外に出るといきなり暑い
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池の蓮が綺麗

むかし不忍池で蓮の時期にボート漕いだよね~
とか言いながら歩いていたら

「鯉の餌あるよ」←いつも私が鯉とか鯛とか
エサやりしたがるから

買ってもらう
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そうしたら鯉が「待ってましたー!」
みたいにバシャバシャ集まってきて
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なんかもう怖いんですけどここの鯉の密集ぶり

ってエサの袋あけようとしたら
鳩がバサバサバサバサッとか音を立てて
めちゃくちゃ集まってきて
手慣れた様子で腕に乗る
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これは鯉のエサだよ!
と言ってもハトには通じない

鯉にエサを投げるのを飛んで咥えるかというと
そうでもない
あくまでも人間が持っているエサを強奪するスタイル
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持ってると狙われる、ってぐらい襲い掛かってくる


怖い
でも鯉の口の方がもっと怖い
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鳩は小学校に入ったばかりの夏休みに
広島の平和記念公園で同じような体験をしたことがある
鳩のエサってポップコーンみたいの買ってもらったら
鳩の上に鳩が乗ってその上を鳩が飛んで
みたいなことになって

鳩の人気者になったような気がして満足していたけど
大人になるにつれて鳩の目はどこを見ているのか
段々とあの目に怖さを感じるようになっていったのでした

しかもこれフンとかしない?絶対するよね
やめてーやめてー
しかしエサの袋を握りしてめている限り
鳩は「鯉に渡してなるものか」とやってくる

落ち着け、こえはマジックショーなんかで見る
白い鳩だったらカワイイと思うハズ
ドバトだからって嫌悪したらダメ色が違うだけ
とかなんとか自分を落ち着かせつつ
「そうだ、写真を撮るという目的があれば
我慢できるだろう」とカメラを起動させたら
右肩によじ登ってくる鳩

ギャー―
私触られるのダメなの
鳩でも猫でも肩はダメなの

落ち着け、鳩とのツーショットを撮るんだ
耳元を飛び回られるより止まってるほうが
なんぼかマシだ

写ってる~?
太陽が眩しくて画面見えないよ
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ちゃんと写ってた良かった
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後ほどオットが
「鳩嫌いなの?そうは見えなかったけど」
とか言いながらくれた写真
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確かに喜んでいるように見えなくもない

はー手洗いたい
どこかでご飯を食べよう

途中で腕に細かいミミズ腫れが出来ていた
鳩の足でやられた腕
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(出血を伴う傷にはなってない)

途中にあった線路の跡
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なにかなーこれ

豊島屋てこの辺だったよね

あった
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鳩サブレ―を購入
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「やっぱハト好きなんじゃん」
サブレはね

小町通りで見かけたお蕎麦屋さんに入ってみる

山路
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良い感じの小路の奥にお店の建物があります

天ぷら盛り合わせを1つ頼んでみよう
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…あれ天ぷらは私の方が上手だわ

おろしそば(辛味大根)
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おおっ
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これは美味しかった
お替りしたかったぐらい美味しかった

お蕎麦屋さんに行く途中で見つけたかき氷屋さん
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へーーーなんか美味しそう

珍しく30分ぐらい並んで入ったけど
椅子のスタイルでなくてオットの苦手な
長座スタイル
オットは体が異常に固いし柔らかくする気もないので
長座ができないしあぐらもイマイチ

なんかツラそう…

私は知覧茶の抹茶金時
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オットは知覧茶のほうじ茶金時アズキ抜き
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これで1600円/1個

!!
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オットのTシャツに鳩が描いてあるでないの
「これは雷鳥ですー、鳩と一緒にしないでください」
なんだライチョウか

フワフワの氷であっというまに無くなっていく
美味しかったけどーーーーー1600円かというと(自粛

まあ観光地だしねー
天然氷の輸送のコストだと思えばねー

そんなわけで鎌倉のホームで
大船軒の鯵の押し寿司を買って帰宅
(これから大船に戻るというのに)

あ~~思いのほかお金使ったよね
鎌倉なんて近くて全然お金使いませんしーとか
思いながら付いていったら
国宝館に入るのに割引でも2人で1300円だったし
駐車場代も割引だけどかかったし
お蕎麦も美味しかったけど安いかというと…
そしてかき氷 !
蕎麦より高いじゃないのよ

帰ってお風呂に入って夜までグーグー寝ました
やっぱり日光浴びると疲れるわ~~~

夜は簡単なもので…と
オットの作ったボンゴレビアンコ
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最近は愛知県のアサリがあって美味しいので
割とよく食べる

さーて私は作りたいものがあるんだわ

ばばーん
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「何する気だ、っつーかそのグラスなんだ」

フフン、まーいいから見てな
昨日からヨーグルトの水切りしてあるんだ

ホイップクリームを泡立てて
ヨーグルトと合わせてクリームを作る

桃は角切りとくし形にカット

グラスの底にはマンナンライフの蒟蒻畑ピーチ味を
タラリと流しておいて、ダノンビオの桃味、
桃の角切り、バニラアイス、くし形の桃を並べて
ヨーグルトクリームを絞って
空いてるところに角切りの残りを乗せて
最後にミントの葉っぱon

できたー
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今年はデニーズの桃パフェが1500円と
高額になったので二の足を踏んでいたオットは
たいそう喜んでいた

蒟蒻畑とダノンビオとヨーグルトクリームで
罪悪感多少減らすという姑息なパフェ
健康を気遣っているのかなんだか不明(笑

今日は保険屋さんが来たから今日も作った
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保険屋さんは私が作る杏仁豆腐が大好きなので
杏仁豆腐をお土産に作った残りで
ミニプリンを作っておいたものもon
(実は緩くて自立しなかったので
冷凍してシャーベットにした次第)
杏も桃も仲間なので相性良し

久々に連休で週末オットと過ごしたなぁ
このところずっとスレ違いの休みで
オットは在宅ワークだから
家にいると言えば居るけど、まぁ仕事

私は私で疲れ切って転がってるだけだった
日曜日一緒に出掛けて月曜日はガーガー掃除して
オットに言われたのが
「もう片付けたの?早いね
あなた色々スキルはあるんだね」
「本当は良い奥さんなんだよね」

本当は...汗 

まぁそう
本当は出来るの私
でも家に帰ってまでやりたくない、寝たい
それだけー

出来ない人はしょうがないとして
出来るのにやらないのは性格が悪いのか?
単純に役割放棄てだけかもな

いずれにしても
やらない、て方が悪意があるよね

とか言いながら、
大掃除かなという勢いで掃除して
あーースッキリ

やっぱりね、ちゃんと休んで家族と過ごす、て
とっても大事だわー


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最近はバイクも自粛です
コロナと熱中症で医療体制が整わない昨今
バイクで事故とか「趣味で乗るのは
やめてもらえませんか?!」て言われちゃう

バイクしかないならしょうがないとしても
電車も車もある人が遊びで乗って事故とか
「搬送先が無いっつってんだろ!」て話だし
そもそもスタッフだって陽性とか濃厚接触とかで
働ける人が減っているわけで

第7波が落ち着くまでは
ツーリングはお預け...(´・ω・`)




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老いという終末期における医療・ケアを考える [雑記]

今回は「高齢者の範疇」(特に精神科的に)に限局した話
としてのエントリです

完全に個人の見解です
個人のblogなんだから当然個人の意見として記載
命についてのイチ個人の意見なので
そこは誤解なくよろしくお願いします

そしてセンシティブな内容なので長いです
先に謝っておきますごめんなさい

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人はいつまで生きるかはわからないけど
分かっていることは「生きてるからには死ぬ」
ってことです

まずアドバンスケアプランニングについて
知っていただきたい


最近は後期高齢者がめちゃくちゃ増えて
高齢社会どころか超高齢社会なわけですけど
「98才で食欲不振」て入院する人もたくさんいます
98まで高齢じゃなくても75才以上で
「食べられない」と入院する人
又は「別の理由で入院後に食べられなくなった」人

食べられない理由としては
口腔内の問題
嚥下機能の問題
消化機能の問題
脳機能の問題
認知機能の問題
精神的な問題
などが上げられますが
今回ここで書くのは
高齢者でありさらに認知機能の問題や
精神的な問題がある場合です


若い人が器質的な病気になった場合は
(若いって70ぐらいまで若い定義)
そのための手術があったり短期的な
胃管の留置があったりするし
治療のための中心静脈のポートが留置されたりする

けど、80過ぎて
「食べられない」という主訴に対して
「食べないと死んじゃうから胃管を入れましょう」
と胃管を挿入することについて
そしてこれを「患者は希望していない」
又は「認知機能の低下により希望の有無の
確認が取れない」場合

それはもうなんというか、老化、老衰
それしか言いようがないことだと私は思うわけです

胃管を入れて薬がちゃんと投与できるように
なったのに、それでも食欲は出てこないとか
その間に認知症も進んだりすることで
嚥下機能もまた低下します

だって年を取ったら白髪になったり皺が増えたり
シミが増えたりすることは「仕方ない」ことで
消化機能も低下して「焼肉は重い」とか
普通じゃないですか?
それをパンシ○ン飲んで無理やり食べるって
昭和の営業マンぐらいしか知らない

でも食事においての老化は許してもらえないで
入院中「全部食べてください」
「もっと食べてください」
「食べないと点滴ですよ」
「お鼻から管いれて栄養剤ですよ」

ほとんど脅迫


「経口摂取できない薬を
確実に胃に投与することができれば、
薬が効いてくれば、また経口投与できる」
とか、いわゆる
「治療の過程のうちの一時的なもの」なら
良いと思うんですけど
高齢者についてのみ言及するなら
「それをやって抜ける見込みがあるのかどうか」
を十分考慮しないまま「とりあえず留置」
となる人が多い


そもそも高齢者が入院する、って
本人にはすごくストレスの大きいことです
慣れていた環境が急に変化したことに
ついていけないのが老いというもの

せん妄といって、混乱してしまったり
認知機能がさらに低下したりする

そんな中で「食べられないから」って
胃管を入れたら「自分で間違って抜いちゃうと
肺炎になって危険ですので拘束します」
って身体拘束されて

身体拘束で安静を強いられたことに関連して
また肺炎になったり無気肺になったりするから、
「頑張って車椅子に乗りましょう」

本人が「もうやめて」って言っても
「はい頑張って」「頑張ってください」
「頑張り時ですよ」

いやもう高度経済成長の日本を生きてきて
ここまで十分頑張ったのに
80・90にもなって「嫌だ」ということについて
まだ頑張らされて寝かせてもらえない
休ませてもらえない

嫌だということを「そういわずに」と
やらせることについて
それを提供する側としては
いつもすごく疑問とか葛藤がある


死ぬ=良くない
この文化は根強い

この概念が根底にあって
医師が電話で家族に「ご本人は
やっぱりまだ食べられなくて薬も飲めません
まずは確実に薬を投与できるように
胃管を入れて、栄養もそこから投与する
必要がありますが、どうしましょうか」
という連絡をする

連絡を受けた家族は「はいお願いします」
これ一択

理由としてはまず
「`生きているからには死ぬ'とは思っていない」
「老いというものを理解していない」
という前提があって、
「具体的にどういう状態かは知らない」というのが大きい
そして
「食べられないから入院してるんだもの」
「食べられないことは老いではなく病気なんだもの」
「先生が必要だって言うんだもの」
「やめてください、入れないでいいです
って言ったら退院させられるかもしれないし」


ずっと嫌だ嫌だと言い続けている人や
嫌と言わないけど引っこ抜く
(つまり不快に思っている)人を
「引っこ抜くから」と拘束して
その人が嫌だという認識を許すことなく
永続的に強制的に栄養を投与する

それはまるで強制給餌して
フォアグラを育てている光景と
同じように思える

(フォアグラがどのようにできるか
リンクを貼る勇気はないので
皆さん是非自分で検索して欲しい)

胃管挿入を選択する家族は
そこまで考えているだろうか
情報を取っているだろうか
多分知らないしそんな想像する材料がない

医師は嘘はついていないし
本当のことを言っている、けど
素人の家族が正しく理解出来るには
材料が不十分、というところ


胃管からの栄養摂取は
患者が自分で選択する治療の1つなら良い治療だし
意識がなくて選択云々でなくても、一時的なら良い治療
口腔内その他の手術をした人なんかも普通に使うし
絶食期間はなるべく短い方が良い

けど、これは「治癒過程の1つとしてならね」

今後食べられる見込みがない、「食べたくない
という意思表示をしている人」に
「それはダメです」と無理やり管を入れて
それを心臓が止まるまで、死ぬまで続けることが
良いことなのだろうか

しつこいけど治癒過程の1つ、として
「投与をしている間に訓練をして食べられるようになる」
とか、「治療を受け入れられる」というなら良いこと
だろうと思う


本人は「もういいんだ、いやだ」
と言うことを「精神的に病気の人が言うことだから
ご本人の言うことはアテにならないのでご家族は」
って言うと家族は「お願いします」って
胃ろうを作る

けど家で見るだけのスキルを身に着ける気はなくて
「娘がやってくれるから私は帰ってきて欲しい」
「いやお母さん私も無理だよ」

じゃあ施設、ってまた環境が変わる


人っていつまで生かされ続けるんだろう
本人の意思はどこに反映されているんだろう


そしてここまで一貫しているのは本人は「嫌だ」
と言っている、または「治療として理解して
受け入れていない」ということ

本人が嫌だと言うのが病気のせいにしろ
なににしろ、本人の今の気持ちとしては「嫌」
これを「はいはい、あなた精神的に病気だから」
「認知症だから理解できてないから」と流す行為

「看護師側でなんとか10割食べさせてください」
と言ってくる医師
「わかりました」って食べさせようとする看護師
「嫌、イヤ」って口を押えて拒否する患者
「食べて下さい、食べて下さい」ってしつこい看護師

つらい


食べたいけど時間が掛かる、という人に
「はい時間ですので終了でーす」と終わりにする
というのはダメだけど、
「食べたくない」と言う人のご飯を
「そうですか、じゃあ下げましょうね」と
下げるのがなぜダメなんだろうか

医療倫理の4原則としては
自律尊重:自律的な患者の意思決定を選択
無危害:危害を及ぼすのを避ける
善行:患者に利益をもたらせ
正義:利益と負担を公平に分配せよ

これに当てはめて考える時に
一番大事に話しあう軸は何か、というのが
「患者にとって」の話であるべきで
「家族にとって」を軸にするからおかしくなる

でもここは本当に難しい
患者軸で考えると完全に自律尊重が侵害され
嫌だというのに食べさせられるというのは
危害を加えられて善行とホド遠いけど
食事を摂らないことでの栄養状態の悪化は
皮膚損傷や褥瘡形成や体力低下をきたして
褥瘡は感染症とか体力低下はやっぱり肺炎とか
そうなってくると危害から守るために
しっかり食べる必要はあるから善行だ

肺合併症をきたすリスクや血栓が飛んで
脳梗塞や肺梗塞などの本当に致死的な合併症を
きたすことを考えると危害を避けるためには
頑張って車椅子だって乗らなくてはいけないし


そして「本人に判断能力があるのかどうか」
ここがキモとなるので
「本人がやめてと言ったから自律尊重で」
というわけにいかない

だがしかし致死的な合併症もまた生きること
とも思う(完全に個人的な見解)
それで死に至った、となっても
本人の不快とか年齢のこととか
回復する見込みが有るか無いかとか
その辺を考えて「死なない人間はいない」なら
最期までどうやって生きたいか、ということを
考えたら良いのではないか…と思うわけです

例として
88才の認知症患者として(2019年の平均寿命
女性87.45歳、男性は81.41歳からの仮の設定とする)
本人が入院後に「食べたくない」「色々しないで」
と言う中で、
肺炎にならないように頑張って車椅子に乗ることはなく
食べられなくなったね→補液してみて改善するかね
→しないね→このままなだらかに低下して
穏やかに終末期を過ごそう→死 
という選択 

(私はセルフネグレクトと言われようが
この例のようが良い
食べたくないことを病気として
病院に連れて行かれたとしても
治療は受けたくない
孤独死は周りに迷惑がかかるから
そういう意味で連れて行かれるのはOK)


誰のための入院なのか?
誰の意思を尊重するべきなのか?

食べない・食べられないことから
胃管を入れることについて現在の本人が
「止めて」と言っているのにそれを認めないのは
老いを許さないということだろうか?

「全量食べてください」「食べないと胃管です」
これってそういうことではないのだろうか?

だって体力の低下もエネルギーの消費量の低下も
摂取量の低下も、当然の老いなのに
「食べないのはおかしい」って治療とされて
食べないなら胃管、って
老いを終末期として認めてもらえないのだろうか

そして胃管を入れられて拘束されて
老化によって消化管が動きが悪いと
また薬を投与されてお腹を動かされて
「歩いて」「せめて車椅子乗って」って
息切れしてるのに「まだまだ頑張って!」
車椅子でトイレに連れて行かれる

「拘束してないと隙あらば抜こうとする」って
短時間しか拘束を外せない状態になる
そりゃ患者にとって嫌なことをし続けるんだから
拘束し続ける結果になってしまう

患者の人権はどこにあるんだろうと思うわけです

患者が望んでいるなら良いんです
「1日でも長くベストの状態で生きたい」人から
「もういいです、ラクに生きたい」人もいるわけです
(今は本人の考えとして聞くことはできないけど
これまでの本人を考えると「こう考えるだろう」
というのがあるハズ)


人生の選択肢は幅広くあるべき

でも「生きます」「頑張ります」という選択は
すごく支援されるけど
「もういいです」はなかなか選ばせてもらえない

そこに「患者は判断能力があるのか」と問われると
認知症やうつ病や高次脳機能障害で
「快・不快は訴えられるけど判断としては…」
という状況だと本当に「じゃあキーパーソンの考えを」
ってなる


ハイじゃあ家族の方~~~
急変のリスクもありますので併せて説明します

キーパーソンの家族が
「急に入院したからわからない」
「病院にいるからには死なないですよね」
「本人の年金がないと困るから」 

え…なんか最後の人すごい理由出てきちゃった

回答の文言としては様々あるけど
だいたいは「頑張ってほしい」という分布
もしも心停止となった時、なんて
「そんなこと急に言われてもわからない」
ってなることがほとんど


人間、生きてるからには死ぬんです
動物なんだから、生きてるんだから

特に高齢者はこれまで指摘されてこなかった病気が
入院後に分かったり解剖で初めて分かったりする
ことも多い

(人間ドックを通過して入院してくるわけではないから
これは見落とし云々の話ではない)

それを「どう生きるか」「その人が大事にしてきたもの」
というのを答えられない家族は多い
「そんなの言われてもわかりません」

家族ってなんなんだ

「そういう話今まで全然してこなかった」

「私はお父さんが死ぬのなんてイヤ」
そら嫌だろう、だけどここでの論点・考えて欲しいのは
「本人はどうしたいと思うか」であって
家族が良いか嫌かを聞いているわけではない
(参考程度には聞くけど)

「生きる」、さらに「よく生きる」って何か
「本人が大事にしていること」
こうなったらこういう選択を
するだろうなあと相手のことを理解する力
選択する責任に重みを感じながら決定できる力

これを何も考えずに
「わからない」と丸投げするのは
あまりに本人が気の毒なわけです

でもなぜ家族が「わからない」「決められない」
のかと言うと、「話し合ってないから」
「人となりを理解していないから」
(家族なのにー。っていう人は
実際話し合ってみてください、結構ズレてるから)


アドバンスケアプランニングについて
どうか皆様で話し合ってください
「まだ遠い先のこと」と思わずに
毎年毎年、これまで大切にしてきたこと、
今現在の意思を確認しあい、家族で共有してください
何年かに1度の帰省の際も意思確認として
場面を有効活用してください

その人が患者となった時に
その人らしさを大切にして
その人の意思に沿った、その人にとっての質
というのを考えてあげてください
自分軸でなく、家族その人の軸です
(逆に、自分が患者となった時には
どうして欲しいか、という意思表示もする)

いざとなったら決定に迷うことだってある
その時は「先生の親御さんや高齢のご家族の
場合に置き換えて考えたらそれは選択しますか」
と聞いてみてください

人生の最終段階における医療やケアの提供について
「本人の意思が尊重される」ように
家族は慎重に検討していただきたい

「あの時こうしておけばよかった」
「あんたが決めたんだからね、私は反対だった」
なんて後から家族の間で揉めることがないよう
サインした人だけが決定責任を
重く背負わされることがないよう
家族で「これで良かったんだよね」と納得できるよう


生きる、ってそれだけ責任があるんです
「何にも考えてこなかった」ではなく
「どうやって生き抜くか」を各々が責任を持って
お互いに納得しながら生きていってほしい、
と思うこの頃です




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ヒナ、星になる [ネコ]

6月初旬のことだけれど
18才のロシアンブルー、ヒナが死にました

一昨年ぐらいからじわじわと痩せていき
「夏は越せないかも」「冬は越せないかも」
とか言いながらそのたび元気に戻ってきて

ただ尿量はすごく多いし
多飲多尿で腎不全かなーとなりつつ
一度獣医さんにも連れて行ったけど
生き物が生きるということをどうとらえるか
家でもよく話し合って、本ネコが嫌がることは
しない、としてそのまま経過を見ることにしました

ヒナはクロのお友達として
18年前に近隣のペットショップで買ってきたのだけど
人間が好きなネコで、クロ以外の他のネコのことは
大っ嫌いでした

フクが来た頃もわざわざ寄ってくるのだけど
フクが「わーい」と近寄ろうとすると
それ以上近づくんじゃないよ!と威嚇をして
フクは随分と怒られてばかりでした

お餅君とは青い眼の猫同士仲良くなるかなと
思いきや、お餅のフレンドリーさに
「気安く近寄るんじゃないよ!」と威嚇しまくり

カリンちゃんに至っては
「この雑種!」とでも言ってそうな勢いで
威嚇していました


なぜか晩年やってきた金時と丹波黒には寛容で
親愛!と頭突きをされてもハイハイと流していて
威嚇していなかったのは謎


私も爪切りのとき威嚇されて噛まれて
顎をぶるぶるさせながら本気噛みしてくるもんで
手のひらと手の甲に、貫通には至らない穴が
しばらく残ったりしたなぁ


この2年ぐらい「お婆ちゃん」と言われていたけど
最後まで気高く、お昼まではチュールも食べて
トイレも自分で行き、
認知症でもなく「好きに生きている」感じでした


夕飯を遅くに食べながら傍で見ていたら
ブビーという音がして、下血をしたので
洗面台でお尻を洗いました

その後はもう立てなくて、
畳んだタオルの上にオムツシートを乗せて
寝かせました

夜中に段々と呼吸が浅くなってきて
オットに「そろそろかも…」と知らせて
二人で見守りました

金時以外のネコたちが代わる代わる来て
ケージ越しにじっと見つめて
去っていくのは、分かっていて挨拶をしているのか
ただの興味なのか?

でも寝ているヒナを見に来る、ということは
これまでなかったので
やっぱり挨拶なのかもしれません


たまに息継ぎをするように呼吸し、
舌がしまいきれなくなり
最後にグーっと伸びをして止まりました

午前0:28でした

翌々日までうちに置いて、夜勤明けの日
実家のネコたちやクロが眠るお寺の霊園に
連れて行きました

ヒナは唯一、クロのことだけは慕っていたというか
認めていたから(自分の方が後からきたからのような)
向こうで落ち合えるといいな

ヒナ、バイバイ
18年楽しかったね
虹の橋のたもとで待っててね


幼少のフクにも手加減なし
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まだまだ全盛期
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気高く、最後まで立派なネコでした



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ツケモノ、高速デビューする [バイク]

先日オットとのツーリングで
初めて高速道路に乗りました

今回のテーマとしては「高速道路を走る」
ということで、目的地は本牧のシンボルタワー

そもそも私は曲がることが苦手
高速道路に入る分岐からして車と同じ速度で
曲がれるのかどうか…

と思っていたけれど
案外アッサリと曲がれました

往路は第三京浜で保土ヶ谷まで行き
私が若かりし頃に車の免許を取った
関東自動車学校の下を通って本牧に着きました
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なんでこんな離れているのかというと
心の距離

ってことではなくて
単純に「左が若干高くなってるところを避けた」
らこういうことになった
(以前バイクを蹴り倒したエントリをしたけど
私はローダウンしているけど
ショートスタンドにはしていないから
左が高いとバイクが直立して危ない)

木陰で水を飲んで20分ぐらい休憩
まだ8時半

この杉玉みたいな実なんだろ
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木になんか貼り紙してある

「ヒアリに注意」全然関係ねぇ~~

帰って調べたら鈴懸(スズカケ)の木
プラタナスともいうらしいです
(けど厳密には違うものっぽい)


復路は新山下からベイブリッジを通って首都高

首都高は風が強い
そして橋の柵が低くておっかない
ベイブリッジは事故の後のようで
割れたガラスやウインカーの一部
のような破片がたくさんある
踏みたくないよぅ

ベイブリッジに入り始めたところって
よく事故が起きる
昔オットを迎えに行く時もまさに!という
事故現場に遭遇して
抜けるのが大変だったことあったなー

首都高で初めて95km/hを出しました
往路の第三京浜は遅いトラックの後ろで
ずっと70km/hだったので
首都高でどんどん回していくのは本当に初めて

風を遮るものがないのと
トンネルの中でも車の中だと感じない向かい風
吹き上げてくる風がつらい
姿勢を低くしてオットについていく

オットはいつもと同じ姿勢だけど
風に煽られないのかなぁ

首都高を降りて第三京浜へ
第三京浜に来るとやっぱり随分とペースが穏やか
(そら法定速度が違うから)

「お腹が空いた…」と呟くと
途中のPAに寄ることになりました
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かき揚げそば
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この時朝9時ちょっと過ぎ
朝からかき揚げ蕎麦って
って感じだけど、私はどうやらバイクに乗ると
めちゃくちゃお腹が空くタイプらしい

オットは空腹を自覚しないタイプで
普段と逆転

お蕎麦美味しかった
なんだか元気だ

インターを降りて一旦停止をぴたーっとして
進んでいったら警察官たちが張り込んでいて
おおっ、警察だった!と言いながら
なんとなく会釈したらウンウンと頷かれた笑

私たちは停止線で一旦停止をすることは
かなりちゃんとやっているし
車線変更が可能なラインとか
結構ちゃんと理解している…と思う

バイクに乗るようになって
一旦停止をずるずる徐行で進んでいく人や
車線変更禁止の線なのに黄色でなければOKと
思ってるのかな?みたいな人が
たくさんいることに本当に驚いている

まさか来ないよねと思うところで
どんどんやってくる違法な運転が多い


「このまま寒川行けるぐらい元気です私ー」
と言うと「じゃあ行こうか」

寒川はもはや我々のバイクの練習コースとなっている

坂道とか踏切とか渋滞のSTOP&GOとか
いい感じに課題がたくさんあって良い

いつも渋滞しないところですごい渋滞がありつつ
風が吹くと涼しい

コンビニで水分補給しながら寒川神社に到着
CBRがいるでないの
隣に停めさせていただこう
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2021モデルかな

寒川神社に行くと茅の輪が置かれていました
そうだ、前回来た時に6月末にやると書いてあった

くぐろう
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カップルは二人で一緒にくぐっているのに
オットに「早く行きなよ」とか言って
1人で行かせる鬼嫁

左に回ってくぐって右に回ってくぐって
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最後またくぐって
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そのままお参り
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オット、なにを祈念してるんだろう
あの人、バイクの鍵持ってないことにも
気づいてないけど…
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そうなんです

オットは同じCBR40Rがいたことに喜んで
写真を撮って鍵をそのままシートに置いて
行ってしまったのでした
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ズームアップ
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いらっしゃる…

いつも私のことを世話の焼ける奥さんだと
ブツブツ言っているけど
オットだって私が世話焼いてるんだよ
割れ鍋に綴じ蓋なんだって

そんなことは黙ったままかき氷を食べます
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抹茶風のの甘いシロップ
ただ濃い抹茶掛けてくれたらいいのに
ってぐらい、水分として体に入れたい

帰りの駐車場で案の定
「あれ、鍵どうしたんだっけ」
「え?本当に鍵がない」「やばい鍵落とした」

「落としてないよ置きっぱなしにしてたんだよ」
と鍵を出すと「見つけた時に言ってくれればいいのに
勿体付けて性格が悪い」
「はぁ~?性格悪いじゃないんだよ
痛い目みなかったらいつまでもいつまでも忘れるでしょ
マンションの機械式駐車場のキーも何回忘れたよ
痛い目見たって忘れるんだから
それにしたって盗まれたら帰れないでしょ
素直に感謝しな」
「まぁ…ありがとう…」
分かりゃいいんだよ

そうしたらCBRのオーナーさんが戻ってきて
「あっ、一緒ですね、今年モデル?
フォークが違うなと思いました」と話しかけてくれた
やっぱCBR400Rを選びそうな人だな、っていう
良い人だった

バイク乗りって良い人と悪い奴と鬱陶しい人に
ものすごく分かれていて
車よりその辺区分がハッキリしている気がする
その辺は選ぶタイプとかメーカーとかカスタム具合で
だいたい見当が付く(例外もいるけど)

我々はさっきまでの小競り合いはなかったかのように
笑顔で話すという取り繕い夫婦


あ~~私お腹空いた(また!)
お昼は通りかかった焼き肉屋さんで
食べることにしました

焼肉なんて何年ぶりかしら
オットは牛肉も豚肉も食べると下痢をするもんで
(よく噛んでないからなんじゃないか?)

配膳ロボットがやってきた
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すごーい 時代なんだね

でも子供の頃から思うと2020年代なんて
もっともっと未来な生活しているかと思ってた
案外とそうでもないけど
人間の仕事として確かにロボットが入ってきて
これからどうなっていくんだろうね

とか言いながら焼肉を食べて帰宅

途中戻るために入った道でどえらい苦労をすることに
なったけど、後でドラレコの映像を見たら
「当事者にしかわからない苦労」の映像だった

それでも転ぶこともなく
冷静に判断しながらアクセル回して半クラッチで
リアブレーキ引きずりながら鋭角の坂道を登って
教習所の基礎がものすごく役に立ってるな

なんだかんだでちょっとずつだけど
公道での技術も身についてきてる

もともと車に乗っているというのは大きいのかも
これバイクしか乗ったことない若い人だったら
だいぶ難しいだろうな、と思うようなことも色々ある

学習と経験て大切だわ
自分自身の傾向みたいのも理解しているしねぇ、
って言いながら無事に帰宅


帰ってお風呂に入ったら夜までグーグー寝ました
いや~高速疲れたなぁ~~~





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あんずジャムを作る [季節行事]

あんずというのは2週間ぐらいしか
収穫時期がなくて、一気に生ってドサッと落下
という梅にも増して忙しいものらしいです

今年はたくさん生ったけど暑くて熟しが早くて
本当に大変らしい

オットの好物であるあんず、
今年も信山丸を4kg購入しました 
梅に比べてえらくカワイイ量


2kgはシロップにします
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オットは梅もあんずもシロップのソーダ割が好き

2kgはジャムにします

種を外した状態で2kgあったから
多めに入れてもらってたてことです
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グラニュー糖を30%
今回はそのまま食べても美味しいぐらい
あんずにしては糖度があって
煮てみて足りないならまた足すことにする

一晩でこのように水が上がります
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水分はあんずの水分のみで
なにも足していません

これを煮ていきましょう
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アクを時々掬いながら焦げないように
強めの中火でグツグツ20分
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コトコト煮ません

長く煮るとフレッシュ感が減った挙句に
水あめみたいになるから
旬をあっという間に瓶詰にするのが好き
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種を割って杏仁の皮を剥いて1個いれておく

軽く蓋をして脱気
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15分したら引き上げて蓋をギュッと締めて
逆さにしておきます
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なんで3つになっているかというと
最後に1個、トングから外れて鍋の中にぶちまけた


ちーーーーん
種割りで苦労して握力が限界だった

まあしかたがない、
瓶の半分ぐらいが流れてしまったけど
半分は無事だったてことで

作りたてをオットに出したら
「うーん、去年の方が好き」

なんだって
今年の方が香りが良いよね

「なんだろう、去年の方が酸っぱくて
あんず棒っぽい」

グゥ 去年作った時は「去年の方が好き」って
言ってたくせに…

でもこれは温度も関係しているから
翌日の判断にしよう、としたら
翌日「あー美味しい」そうだろ


しかし翌日の私の右薬指ときたら…
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第二関節に水泡ができました


あんずの種を和くるみ割りで
どんどん割っていたのだけれど
途中で手が痛いなとは思ってた

けどそのまま最後まで割り続けてたら
赤くなっていたから、マメになったーとか
言っていたら、翌日ビシッと水泡に…

あらららら ツーリング行く予定で
バイクのアクセルを回す手が…...…

絆創膏貼っておけば行けるだろ

あーやっちまったな~~って
ドスーンとソファに座ったら「アイターーーーー!!」

なんかお尻に刺さった!!

なんだこれ
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あんずの種のカケラでした


前日に自分でビシビシ割って
跳ね飛ばしてたカケラ、回収できてなかった
まさかマキビシが自分に刺さるとは

チックショー 

あんず太夫





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