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臨地実習終了の巻 [学習]

参加している臨床指導研修の臨地実習が本日で終了しました。

アウェイ感炸裂!! 疲れましたー!!

実習先は系列病院の整形外科単科の病棟でした。
こう見えてもツケモノ、新人から5年は整形外科に
配属されていたのです。(別の大学)

人工関節と創外固定と腫瘍が大半で占められた病棟で
ちょっと普通と違う整形外科だったけど楽しく、
懐かしい思い出であります。

学生さんたちは6人グループ。
私ら2名の研修生は、臨床指導者が実際に何してるのかを
見せてもらいにいきつつ、学生指導も行ったりして。

って、実習といってもツケモノの部署にはほとんど
学生さんが来ません。来ても見学だけとか(ERだから)。

だけど、私らが学生だった頃、実習先の病棟では
挨拶どころではありません。基本、無視。
で、チビりそうに怖い看護師たちがボールペンをカチカチやったり
ボールペンで机をカツカツと叩いたり、返事もしないで
頷きもしないで、最後に「…で?」とか言われて
出した答えが合ってるのかどうかも教えてもらえず

「しんどい」

これに尽きました。

就職してもこういう時代なのだけど。ボソリ。
でもそれは過去の時代です。
そういう悪しき習慣は「やられたら次の世代にやってやる」
のでは断ち切れません。

時代は少子化、超高齢社会。
これからの看護の担い手を育成し、質の向上をしていかなければ
「みんなでしんどい」未来なのです。
一人でも多くの「質の高い」看護職員を育てていきたい。
そのためにはタマゴたちも大事に温めねば、担い手が育ちません。

だから、自分とこにインターシップや見学実習で
学生さんが来たとき、ちゃんと挨拶して声かけて、
スタッフにも「あーたらも挨拶するんですよ」
「何かやるときは患者さんに『学生さん一緒に見せてもらって
いいですかー』って声かけて、ちゃんと見られるだけの場面を
展開するんですよ。」

しかし、今回行った病院のスタッフさんは
学生が「学生6名、本日からお世話になります」って挨拶したら
皆さんちゃんと顔上げて「お願いしまーす」とか「はーい」
とか言って、おぉっ今まで見たことない親切感。

指導者さんはツケモノよりもだいぶ若そうな感じですが
よくある「アブラ乗り切ってカツカツボールペン」ではなくて静か。

学生さんはねー。みんなかわいらしいですね。

関連図書いて整理したりとか、けっこうガッチリと見ました。
「情報収集を…」とカルテを開けているのを
情報はベッドサイドにたくさんあるから見にいくのだ。
というのとか、

患者さんの個性とか靴の履き方とか歩き方とか
ベッド周りの荷物の量だとか説明に対する理解とか、
漠然と見るのではなくて、いろいろ情報だ。というのとか
一緒に行って教えて、関連付けて問題を洗い出して
それに対するプランを考えて…

普段の業務もウチは割りと流れ作業にしていないで
関連を考えていくようにしているけど、
それの本当に基礎版というところ。

「あー、そうやってやれば良いんだ!」が見えてきた。

来週の経過と実践も見てみたい。だがしかし
来週の実践編は、次の研修生2名に交代なのです。

学生さんは6人も居るし、限りある時間の中で
一人一人の理解度に応じてどれぐらいできたかな?
と思ったけど、「初めて解った!!」が出てきて良かった。

最後、「えー今日が最後ですか。
来週も、次のクールもずっと居てほしいですー」と言われたので
学生さんにとって「ダレこのよくわからん立場の人…」
にはならなくて良かった。

それに、多分同じ系列だから昔研修医だった先生なんかも知ってて
「偉い人(←本当は偉くない)が紛れ込んでます!!」とか言われたもんで
他のスタッフの皆さんも気を使って椅子をすすめてくれたり、
説明するための紙をくれたり、特権みたいのは感じた。
「みんなー、椅子貸してくれるってー」ってみんなで座るっていう(笑。


あー終わったー!! ありがとうございましたーっ!!

打ち上げで同じ4日間を乗り越えた研修生4人で
飲み会だったのでした。

明日は朝からまつ毛パーマをかけて、髪もパーマをかけて
伸びきったパンツのゴムみたいな生活を直して
土曜日から仕事だーっ。

そして研修自体は年末まで続く!!