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ゴルフスコアカード 完成 !! [縫い物]

先日からサンプルを作っていたゴルフスコアカードケース、
5コ目でついに完成しました。

どーん!
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表面は開くとこんな(上が今回の・下が前回UPしたもの)
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中身(上が今回の・下が前回UPしたもの)
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スコアカードを挟んだイメージ
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中身の生地は、ツヤなしオックスラミネートにしていたのだけど
やっぱり表と同じハイビスカスにしました。
コッチのほうがシワがちゃんと伸びたし
華やかでかわいらしい。

できたできた! 明日納品してきます。


---おまけ


同僚が子供に移動ポケットを買ったのだけど、
高いんだねぇと言っていたので、作ることにしました。

この生地は、この同僚に作ったラミネートペンケースと
同じ柄です。お揃い親子。
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この前、新横浜で受診した皮膚科の帰り、
せっかくだからプリンスぺぺにも行くべーとか行って
寄ったらトーカイがOPENしていたのです。

作り方と水玉柄のクリップを購入して帰りました。

このベルト? にクリップを付けると
ポケットの無い服にポケットが付くんだよ。というもの。
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小学校に上がったばかりの子供なので、ピンは無いほうが安全。
作りも簡素なものとします。

ティッシュとハンカチと、その他子供にとって良い物が入ります。
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クリップはどっちがいいかな??

ピンク
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ちょっとボケてる?


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赤の方が元気があってよろしいか。

ということで、赤いクリップを付けて渡しました。

バッグinバッグとか移動ポケットとか、
合理的な流れですねぇ。

子供の頃よく鍵とか無くして、タンスをひっくり返して
スカートのポケットから探し当てたりしたものです。
これがあれば良かったなぁ。

もうちょっと年が上がって、活動が増えたら
ファスナー付きのポケットの方が良いと思われます。
飛んだり跳ねたりしてると中身がポンと飛び出してしまうだろうから、
子供の貴重品入れとして。


カリスマなマーカーとゴルフのスコアケース製作の依頼 [縫い物]

なにやら長いタイトルでありますが
チャコペンに使っているボールペンがなくなったので
買い足しました。

ツケモノが使っているチャコは、消えるマーカーです。
チョークみたいなのも持っていますが、ラミネート生地を使うことが多いので
自然に消えてくれるマーカーを愛用しています。

前まではこのサインペン型を使っていました。
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黒い持ち手とかを使うときは、このホワイトペンが便利。
時間が経つと自然に消えます。
急いで消すときは水を付けると消えます。
他に、専用消しペンでなぞると消えるシリーズもあります。

だけど、このチャコエースの欠点としては「かすれ易い」のです。

買ってから時間がすぎていると時間が経ってないのにも関わらず
書いてるそばから消えてしまうこともあります。

使おうと思ったときにカスレたり、もはや全くインクが出なかったりすると
ガッカリするにもホドがあって、メンドクセーってマッキー油性ペンとか
登場しちゃうこともあるのだけど、そうすると、結果しくじることにもなって
やはり短気は起こさずにマーカーを買いに走った方が良い。

で、この1年ぐらい気に入って使い続けてるマーカー。
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KARISMA ...カリスマって書いてある。
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金亀糸業の、KARISMA fabric です。

これは細いのと太いのあって、細いのはボールペンになっています。
インクがかすれることがなく、濃い紫でガガガーッと線が引けます。
太いタイプのはボールペンではないのだけど、やっぱりインクの出方が良くて
途中でかすれることもなく、線をジャーッと引けます。
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気持ち良い。

でも、なぜかこの金亀KARISMA fabric、日陰の身(?)です。
なーんか足元に置いてあるんですよねぇ。
近所のユザワヤなんか、レザークラフト売り場の足元って
えらい目立たない場所に置かれていました。

上のチャコエースは「販売員が使っているチャコはこちら!」とか
レジの上にまで置いてあったのに。

チャコエースのパワープッシュされようったら。
比べてKARISMA、プロモーション不足ではないか。
ここは一つ、宣伝しておこう。

KARISMA fabric は400円ぐらいで
チャコエースより100円ちょっと高いけど、
でも使いやすいので愛用しています。

---

で、最近、ゴルフのスコアカードケースの製作依頼をいただきました。

ツケモノはゴルフはしないので知らなかったのですが
ゴルフってのはスコアを自分たちでも付けながら歩くらしいのですね。
言われて初めて、スポーツニュースのゴルフを観ていたら
確かにお尻のポケットから黒い手帳みたいのが飛び出してる。

へぇぇ。

2つ折・縦でも横でもOK・ハイビスカス柄。というオーダーでした。
書き込めるように下敷き的な物が入ったもので。

ほぅほぅ。

ネットで検索してみたところ、小さい手帳サイズで結構シンプル。
だけど、縫えるかなぁ。ラミネートがシワになったらかわいくないし...

とりあえずsample。これ3つ目。
<表>
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<中身>
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ボールペンかサインペンか鉛筆か、スコアを書き込む筆記具は
右のリボンループに挿します。

帽子のつばに入れるような芯剤を入れてみたけど
中身の白い部分、オックスラミネートにしたものの
けっこうシワが目立ちます。

これは改善の余地あり。
裏も表と同じラミネートの方がいいかなぁ。

2つ目のサンプルでは、中の生地をフェイクレザーっぽい
分厚いラミネートにしてみたのだけど、パチッと閉じなくて
ブヨブヨになってしまったので、薄い生地の方がよさそう。

製品版をリリースするまでにはいくつもサンプルを作って
実際の生地の質感とか使用感とか置いてみた感じとか検討して、
改善して、またサンプル作って...って
あ~ハンドクリーンジェルのバッグ製作を思い出します。

せっかくゴルフコースを回りながら開くものだし
小さい鏡とか付いてたら便利じゃない?
と思ったけど、間に1個パーツを入れるってけっこう大変です。

1個、「これでGO! 」っていうのが出来てしまえば
製作自体は淡々と進みますが、
できて生産手順を確立するまでが
いろいろ手間がかかりますなぁ~。

しかも、ヴィトンやティファニーなんかのブランドで
扱っているようなゴルフ小物、「買えるけどあえてのオリジナル」
ってオーダーなだけに、シンプルでもカワイイものを作りたい。

今月なにやらの(←わかってない)トーナメントがあるらしいので
なるべく早く早く。


革の型抜き 新兵器の投入 [縫い物]

以前、革の型抜きがしんどい件というエントリをしていますが
いよいよ抜いた型の在庫が無くて、肩・腰かけペンケースのオーダーが
詰まってきてしまいました。

はー、なんかないもんかね。日々ググッていたら、
以前私が文具の穴あけパンチみたいな仕様でできるんではないか、と
言っていたのを形にした会社もありました。
ハンドプレス機Ⅱ型、やっぱり。同じことを考える人はいるのです。
そして実際に形にできてしまう人が。
(本当はこれのもう少し小型版だといいのだけど。)
そして値段が高すぎる。0が1個多いよー[もうやだ~(悲しい顔)]
でもあったら超便利だと思う。

以前、Bellmexのハンドプレス機は見かけていたものの
あれを家に置くの...?? うげーまた狭くなる。
しょせん趣味の延長というか、そんな程度なのにー。
だがしかし、トンカチではもう手が痛い。
そして67000円のクリッカーは買えない。

やはりBellmexかね...

いろいろ調べていたら、革と写真と自転車と という(偶然にもso-netブログ)
加トさんのところで、ハンドプレス機を買った記事にたどり着きました。
そうそう、このハンドプレス機だよねぇー。なんて思いつつ、別の製作所でまた
スチール板を作ってもらわないといけないし、どうしたもんだかなー。と
Bellmexのページをなんとなくクリック。

すると、以前と違ってクラフト用ver.が発売されているではないですか。
やはり、需要があるんですねぇ。

むむむ... 欲しい。すごく欲しい。値段は12800円...。
2週間程度悩み、やはりこれは...買いだーっ[パンチ]

というわけで、発送は可能かどうかなど、
メールを送って問い合わせてみたところ、在庫があるためすぐ発送可能とのことで
ツケモノの作業場に新顔として登場。

どーん!!
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90mmの円板が付いているので、別注のプレス板を買わないでも
私の型ならこのまま抜けます。

あー、よかった。
そこそこ力がいるから、穴あけパンチまで快適ではないけど
トンカチに比べてずいぶんラク。音も出ないし。
12800円の役割は十分果たしてくれています。

そんなわけで、本日は50枚ぐらい型を抜けました。
場所は、案外とりません。でも一般家庭には、通常無いシロモノです。
たぶんまた友人たちには「なにこれ!! 」と言われるだろうなぁw

詰まっていたオーダーをじゃんじゃん進めよう。


…ですが、後日談として革の型抜きがやっぱりしんどい件
エントリをすることになるのでした。


サジューの裁ちばさみが欲し~い [縫い物]

長らく欲しいな~と思ったまま手が出せずにいるものに
サジューの裁ちばさみがあります。

コレ。φ(・ェ・o)~
サジュー 裁ちばさみ.jpg
画像はアンティーク雑貨 ミューさんからお借りしました。

初め、私は裁ちばさみを持っていませんでした。
仕事で使っていたナーサスという(ペンケースの紹介でよく登場する)ハサミで
ザクザクと切っていたのですが、3年前にホームセンターに入っている手芸屋さんで
500円で売っていたのを見つけて「買おうかなぁ、要らないかなぁ」と悩んだまま
日が経っていたら、後日ワゴンセールで380円になっていたので買ったのでした。
普通に良く切れて、便利に使っています。

ハサミって大事です。ハサミがナマクラだと、はかどりません。
その点、サジューのハサミは刃物で有名なNOGENTで作られていて
とっても切れ味が良いです。

ハサミのコレクションについては過去にちょこっと載せましたので
ご興味ある方はどうぞ...

ん~。サジューの裁ちばさみ、素敵です。憧れ。
夏のボーナスが出たら買おうか...いやいや、でも380円でも困ってない。
あっ、在庫切れだ。縁がなかったのか。あったらモチベーションが全然違うけどなー。
はっ、在庫アリになってる。だがしかし...どうしよう。冬のボーナスで買おうか...
アララ、また在庫切れになってる...

こんなかんじで、なかなか手が出ずに月日が経っています。
今年の夏のボーナスで... くわっ(`□´)!!   ...はぁ。

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ちなみに、これらはツケモノがよく使っている裁縫道具たち。
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この赤い裁ちばさみが380円だったです。
チャコペンは何本か持っていますが、どれも自然に消えるか
なぞると消えるものにしています。特に紫の方がボールペン式になっていて、
インクがしっかり乗るので愛用しています。

L字の定規は、去年購入しました。直角が判り易くて便利。
幼稚園の頃、これで父のゴルフボールを転がして遊んでいたら
しまいに転んでバキッと割って、目から星が飛び出すほど怒られた...という
思い出付き。かーちゃんごめん。

革の型抜きがしんどい件 [縫い物]

カテゴリ的に縫い物...ではないけど、それ関連なので縫い物で。

製作物には部分的に革を使うとカワイイので、時々使います。

3年前のポシェット大量生産の時、
革をハサミでそららしき形に切り抜いていた私は
あまりに規格外になるパーツの切り出し作業に疲れて抜き型を購入しました。

だがしかし。

革の型抜きがしんどい作業です。
革は、クッキーの生地を型抜きするようなイメージ。
ですが、いかんせん革なので、クッキーみたいにサクサクと抜けません。

で、抜く為の道具も必要ということで抜き型と一緒に買いました。
金板とゴム板とハンマー。あと、力が足りなかった場合の万力。
全部で5000円ぐらいだったような。

ゴム板の上に革を置いて、金型を置いて、その上に金板を置いて、
上から金属ハンマーで叩くと革が型抜きされるよ。ってもの。

これらの金型から、下の革を抜いたものができて、
カンを通すとこうなりますの図。これは1.2mm厚の牛革です。
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一番右の四角い型はタグ用で、ここに刻印をしてオリジナルタグにします。
抜き型はいずれも2000円ぐらいだったはず。
ネットで「こういうサイズで作って欲しい」とオーダーしたものです。
(スウェーデン鋼の型だと、だいたいそれぐらいのコストで作ってくれます。)

コレをシャッペスパン30番で縫い付けるとこんなんなります。
(昔の再掲載。)
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叩く力が足りなければ、万力で固定して上からネジをギューギュー回すと
プレスされるよ。っていうことなのですが... がっ。

どっちもどっち。で、ハンパない体力と時間の消耗。
まず、ハンマーは自宅ではできない。金属on金属+金属だもんで、
音がひどく高いうえに響く。そして肘が痛い。耳も痛い。
(木槌だと弱くて抜けないし。)

次に、万力はネジをグルグルグルグル回して締め上げても、
結局抜くだけの力で締め上げるのは相当な力が要るから時間がかかって仕方ない。
どっちかっていうとまだハンマーが現実的。

3年前は山奥の実家に帰ってみたものの、
アスファルトの上でもうるさい。だめだ。

窓を閉め切ってガンガン叩いていたところ、興味を持った母が
80枚ぐらい抜いてくれたけど、やっぱり肘と耳を痛めて離脱。

2枚で1組なので、80枚でも40個分にしかならず、
そしてここでまた縫製ミスなんかで規格外がでてしまったりするもんで
もっと枚数が欲しい。

実際この時抜いたものたちは、縫製で失敗が出たり
少々残ったものはその後何か作ったりで、余りはもう10枚も無い。

この型抜きには、世間では0.5トンとか1トンとかの力の
ごっついハンドプレス機がメジャーです。
でもよっぽどのハンクラーなら良いとして、我が家は趣味程度で、
小型の型を抜きたいだけだからそんな場所をとる重たいものは要らない。
それに、ハンドプレス機は戻す力がソコソコ必要。

ちょっとググッてみたところ、製麺機様な感じので
ローラーをかけて楽に型抜きする。というものがあるようなのだけど、
1個ずつゴリゴリとやるのか...。キリがない。

もっともっと効率的になやつが良い。
漠然とした考えとしては、穴あけパンチみたいな要領で押すと
サクッと抜けるやつができると思うの。

ダイレクトに上からのプレスと持ち上げる力いうより、
テコの原理と油圧の力を使えば少ない力でできると思う。
相方さんの車のハッチバックのダンパーを見てて思った。

いやーあったら絶対ウケると思う。そうすると革の部分使いが
全然苦労なくて、良いと思う。なんで世の中に無いんだろう。
製麺機様のが「簡単に抜ける」と好評なら、需要はあると思うわけ。

相方さんに「頑張れば作れるんじゃね?」と振ってみたら
「がんばれー」とそのまま返されたので、がっくり。
そういうのはちょっと出来ないんだよ...

うーしんどいな、型抜き。
誰かー。

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後日、新兵器がやってきました!!


フレンチブルのラミネートでnicoさんのグラニー [縫い物]

nicoさんのショップで購入した型紙で
グラニーバッグを作りました。前作はコチラ

フレンチブルドックを飼ってる人への、お礼です。
フレンチブルのエコバッグなど持っていて、ブル柄が好き。
という人だったので、それらしき生地を探したところ、ありました。

鎌倉スワニーだけが、ツヤ有りラミネート生地を扱っていました。
その他のショップはマットなラミネートで、これはあんまり好きではない。
ブラウンしか扱いがなかったのですが、在庫切れ表示のエメラルドグリーンの
入荷はありませんか? と問い合わせたところ「店頭在庫がありました」とのお返事。
聞いてみるものです。

それぞれ1mずつ購入しました。
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けど、実物を見たらブラウンの方がカワイイ。
両方裁断してみたのですが、エメラルドグリーンは持ち手の色に悩んだのと、
黒いプリントがちょっとくすんで見えます。やはりブラウンの方が良さそう。

休みなのに朝から起きてレポートをお昼過ぎまで頑張って、郵便局から
速達で提出したので、帰りにユザワヤに寄って持ち手のPPベルトを購入。
なぜか私の欲しい色が2つも在庫切れで、いやはや...。
頼むで、ユザワヤよ。

やはり黒い持ち手にするか... 裏地の色をどうしたものか...
ブツブツと考えながら帰宅します。生地の在庫から、いろいろ引っ張り出して
悩みます。うーん。すごい量の在庫だ。

結局、紺の径2cmドットのナイロン生地を選択しました。
このラミネート自体がけっこう張りのある堅い生地だったので
ナイロンオックスでバランス良さそう。

夕方からダダダーッとミシンをかけます。

できたーっ。
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中身 open ! 中にはちょっと手を加えて、もう1つポケットを付けました。
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中が紺なので、持ち手のPPベルトの継ぎ目を赤いベルトにしたのが
カワイイ感じになりました。柄合わせもうまくいったし、よくできたと思う[ぴかぴか(新しい)]
張りのある堅い生地だから、グラニーの綺麗なシルエットが出ました。

写ってる腕はダウンの袖なのだけど、ナゼ家の中でダウンを
着ているのか? というのは、暖かくなると集中力が切れるから。
暖房を入れると加湿器も必要で、快適空間は「今日はココまでー」が
多くなってしまいます。程よい寒さが切迫していてヨロシイの。
お揃いで化粧ポーチも作って、今日渡しました。

久しぶりにミシンをかけました。良い気分転換になって、楽しかったです。


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ところで、
飼ってる・もしくは同居している動物って、生地になっても好きなもんかな??
このバッグの主となる人は、ブル柄ならなんでもうれしい。ということでした。

相方さんに、ロシアンブルーとか黒猫の生地があっても別に惹かれないなぁ。
と言ったら、「アンタはね、ネコ飼いのクセにネコのものに興味無さ過ぎ。」
と言われました。へぇ~。やっぱりそういうもんなのかしら。

故・山口美江さんが、横浜で雑貨屋さんを開いていて、そこにネコグッズ
(猫用なわけではなくて、ネコ柄の何か)がたくさん置いていたのだけど
レポーターに、ネコが好きなんですねと言われた彼女はこう言っていた。
「ぜーんぜん。ネコの雑貨が好きなわけではないけど、売れるから。」

...。 わかる。

ちなみに、ネコの雑貨? らしきものは、何もありません。
キティのクッキーの空き缶ぐらい。んー。なんでだ。
ネコは、生きてる(た)その個体だから好きなのかも。

...あれ? 犬もそうだ。 (結局、私も個体差ってことか。)



こども用品 点滴編 [縫い物]

先日から「ツクリタイモノがある」とムニャムニャ言っていたものに
ついに着手しました。

子供用点滴カバーです。

どーん!!
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ハテ、これはいったい何であるか??

ツケモノの働く部署はERなので、新生児から老人まで幅広くやってきます。
そしてコドモは手がかかる。めっちゃくちゃ手がかかる。
<言ったことが通じない。> という意味では認知症の老人と同じで
「だから言ったのに!!」なんて言ったところで仕方が無いから
できないように環境を整えるとか、するしかないように環境を整えるとか
やっちゃっても大丈夫なように環境を整えるとか、とにかく環境第一。

たとえば点滴とかモニターの管類は、コドモが泣き叫んだり
寝てる間に身体にグルグル巻きになってしまうことなんかよくあることなわけで
それはコドモの特性でもある。

じゃあどうするか。

コードはどこに絡まったら一番困るか → 首。 
首に絡まったら窒息で死亡とか低酸素脳症とか、十分危険があるから、
袖を通して腹に出して、ゴロンゴロン転がっても
お腹に絡まる分にはまだ大丈夫。って状態に整理しておく。

そんで前置きが長くなったけれど、よくあるのが「点滴に関するインシデント」です。
これは大きく2種類あって、「点滴が抜けた(児が自分で抜いた)」というのと
「薬剤が皮下に漏れた」というものに大別されます。

抜けると脱血して血だらけになったり(大人と違って血がサラサラ綺麗なの)
漏れるとポンポコリンに腫れあがってしまったり。

循環障害が起きたり、筋組織に漏れ出ると壊死してしまうような強い薬が
投与されることもあるので、早期発見のために1時間置きのチェックをしましょうね。
という決まりがあります。

子供用の点滴の固定というのは、大人と違ってけっこう頑丈にしてあります。
入れる場所も、大人は関節を外した手首~肘の間が多いけど
子供は手の甲とか手首に入れることが多いです。

それこそ、点滴に対する注意を払うというのは子供には無理だから
固定自体をガッチリします。ただでさえ「引っ張って抜けないように」と
ガッチリ固定して、さらに乳児なんかは靴下を手に履かせて
触れないようにする看護師もいます。

それぞれ苦肉の策。

私は靴下を手に履くのは反対だけど...。
だってコドモの靴下ってゴムがきつくて、ムチムチのコドモの腕に
窮屈に食い込んでいるんだもの。

う~ん。

骨折した時のギブス巻きの下穿きとして、ストッキネットというのがあって
こういうの (写真はフィードさんから借用)
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それを適当な長さに切って、先を医療用テープでギュッと巻いて裏返して
履かせる場合もあります。これは皮膚には優しい。けど、履かせて、さらに上から
テープで固定しないといけません。

そうすると1時間ごとに「漏れてないかな?」「腫れてないかな??」という確認は、
「テープを外してカバーを外して、チェックしたらまた履かせてテープをする」
という工程です。正直コドモは大体泣くから手が要るし(面倒)、
現実的に1時間ごとにはチェックできないことも多くて発見が遅れたり。

コドモは点滴が漏れたとき「痛い」と訴える手段が泣く以外になかったり、
寝てると泣きもしないこともあって、気づいたら手がポンポコリンに腫れてしまったり。

えーん。
泣きたいのはコッチだ。っていう、忙しい中でのトラブルです。

それで、
①1時間ごとのチェックが簡単にできる
②抜去防止のため
という条件のカバーを作ろう。と思っていたわけです。

実は3年前ぐらいにも一度サンプルを作ったのだけど
どうもシックリこなくて...という意味では構想3年(腰が重すぎる)。

こんな作りです。
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何か、乳幼児の腕の代わりになるものは...
電話の子機でいいや。これを左腕に見立てます。
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腕はどっちでも良いのですが、このスナップが
「前腕(肘から指先)は外側にくるように」で左右を決めました。

コドモは顔をゴシゴシこすったり、うつ伏せで寝たりするので
そうすると内側に付いていると圧迫してしまう、という理由。
上腕(二の腕)のマジックテープは逆に、下側についていると
下敷きになって皮膚を圧迫するから上にくるように付けました。

ペラリ。
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このスナップを2つぐらい外して(赤丸の辺り)、パカッと開ければ、
カバーを全部外すことなく簡単に観察できる。という風にしてみました。

スナップは、忙しい中で赤は赤、青は青、というように、直感的に
パチパチと止めて、掛け違いがないように。
(たまたま手持ちが赤と青しかなかったのだけど
ピンクとブルーの方が優しそうで良いか。)

本体はなんとなく黄色っぽいアンパンマンのダブルガーゼとします。
きょうび、ピンク=女子でもありませんが、「なんでウチの〇男君に
ピンクなんですか?」とか言われても困るし、パッと見どっちかわからん名前も多い。

形としては本当は、手遊びができるように親指を開けたかったけど
そうすると点滴のチューブが出てきてしまうことにもなるから袋状にします。
まぁ、ウチで点滴が必要な子供は、そんなに長期間には渡りません。
何日間かが乗り切れればOK。

とりあえず、サンプル品です。使ってみてまた何度か練り直します。
そしてサイズをいくつか作らないといけませんね。



ミシンの退院 [縫い物]

ゲロゲロゲロゲロと吐き出した`母がしんどい' の話ですが
思わぬ励ましのコメントをいただきありがとうございました。
ちょっと参っていてブログに吐き出したものの、その後忙しくなり
新しいエントリもないまま時間が過ぎてしましました。
脱線させたままですみません...。

さっ、気を取り直して、いつものニッキに戻します。

先日入院したミシンが、今日になって帰ってきました。
今使っているシャリオⅡというミシンにはスーパー糸通しという部品が付いています。
糸を手順通りに掛けて、ガチャンとレバーを下ろすと、もう針に糸が通っちゃう。という
すんばらしい機能です。

最初は使い方が分からなくて(こういうのを理解できないアタマ)
手動で通し、糸通しなんか別にいらないや...と思っていましたが
説明書を読んだら理解しました。間違いでした。要る。糸通し、超便利です。

私は目が悪いながら裸眼で感覚的な縫い物をしています。
縫い目が見えないほどではないし、メガネがなくてもわかるから...

先日、糸通しのレバーを下ろしたら「ボロン」ガタッ。
なにーっ。糸通しが落ちてきました[がく~(落胆した顔)]

まぁいいや... ととりあえず依頼品を作ってしまうことにしたのですが...
が、疲れてくるとやはりしんどいのが糸通し。
集中力が決定的に途切れます。目がシバシバする~[目]

受注が途切れたところで、修理に出しました。
多分機械が好きな人なら「全然なんてことない」っていうモノですが
私はダメです。開けてみたらきっと余計なものまで脱落してしまいます。

餅は餅屋というし、ついでにオーバーホールも頼みます。
そして、縫うときにあまり静かではないことも付け加えて発送しました。

あまり静かでない...これは購入してしばらくしてから、ミシン針を折ったのが
原因と思います。内釜に傷を付けちゃったんじゃないかな~[ふらふら] と予想。

「内釜に深い傷があり、交換しました」とのこと。やはり。
有償保障で内釜を交換し、オーバーホールと片道の運賃で4900円ぐらい。

ラミネート生地を縫うからシリコンスプレー使うし
時々布が板に噛んだりしてたからメンテナンスをしておかないと
壊れたら困ります。

帰ってきたミシンの電源、ON! [ひらめき]
試しにシャカシャカと進めてみます。

そう! 最初はこれぐらい静かだったの!! というぐらい静かです。
やったー、治った~~。 そして糸通しも治りました。

良かった。これでまたなにやら作れます。

ん? 外観がなにやら綺麗になってる...。
外側の掃除までしてくれたみたいです。ありがたや。

この前から作りたいものがあって、頭の中ではイメージ図ができているのですが
ミシンがないので作っていませんでした。
さっそく届いた生地を地直しして、これから取り組みたいと思います。

できるかなぁ。
       
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ミシン糸の話 [縫い物]

先日行ったユザワヤは最近バンバン新店舗を作っているようです。
大丈夫でしょうか。って私が心配するこっちゃないのですが
うちの近所はオカダヤができたと思ったら半年もしないうちに撤退。
小さい個人商店の路面店ができたと思ったらこちらも半年もたずに撤退。

できたときは「やっぱニュータウンだから子供たちの成長に合わせて
手芸用品の需要が増えるってことなのかなぁー。」なんて言ってたのですけど。
でも近頃オーダーで作ってくれるお店も多いし、ヘタに縫うのにいろいろ揃えるより
その場しのぎにオーダーしちゃったほうが綺麗だし早いしねぇ。
実際そんなに需要ないよねぇ。

ところで、先日糸のタンスを買ったのですが
中に入っていたのはもちろん、純正のシャッペスパンでした。
マンセルシャッペスパン、というのをご存知の方もいらっしゃると思います。
私の糸のタンスには、シャッペスパンとマンセルシャッペスパンが混在しています。
...この2つ、どう違うのか??

マンセルシャッペスパンというのはユザワヤのプライベートブランドなんだそうです。
初めは気づいていませんでした。そのうち、あれ??これラベルがちょっと違うな...
ん?マンセルって何だ?? そして、「ユザワヤではいつもこのシリーズだなぁ」
そんな程度で、知識ナシだったのです。

プライベートブランド、食品に関しては全然好きではありませんので
オリジナルを買いますが、糸に対してはあまりこだわりありません。
マンセルシャッペスパンも、作っているのはシャッペスパンのフジックス(株)で
同じだからです。でも基本的には純正品が好き。

シャッペスパンの染色自体、ロット番号が同じでないと釜が違うとか言って
気にする人も中にはいらっしゃるみたいですが、ぱっと見てそんなに違ったら
色番号もヘッタクレもないと思われます。

左が純正のシャッペスパン、右がマンセルシャッペスパン
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色番号も色も同じように作ってあります。(これは左がマンセルになってしまった。)
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ユザワヤに行った時はマンセルシャッペスパンで済ませます。
多少安いから。200m巻きで168円とかそんなもん。
ユザワヤで、フジックスのオリジナルであるシャッペスパンを買うと
220円ぐらいします。

ネットで買うと純正シャッペスパンも168円ぐらい。
他に布とかなにか、買うものがあれば一緒に頼むと安く済みます。

ちょっと前はミシン糸も3つまで、とかでメール便で頼めるところがあったけど
今は厚さの関係でメール便はダメになったので、宅配便となってしまいました。
3つ4つ買うには割高すぎるので、そうすると近所のユザワヤにノコノコ出かけます。

マンセルでもかまわないのだけど、一番「チェッ」と思うのは
フィルムがスパッと外れてくれない。

外装が異なります。
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右のマンセルはハサミで切り目を入れてメリメリとむしっていかないと外れません。

対して、シャッペスパンは爪でフィルムを引っかけると
パリッとスルッと外れてくれます。

これが50円の差。純正、さすが。

服とか大作をしょっちゅう作る人はそもそも200m巻きなんて買わず
コーンで3000m巻きなんかを買うだろうけど、私はラミネート小物を主にやるので
200m巻きで色のバリエーションが多い方が良いのです。

そういえば以前、トーカイでは<マミーの四季 シャッペ>という糸を
買ったことがありますが、これもフジックスだったような...
トーカイのプライベートブランドなのかしら。シャッペスパンより空芯が
少し小さめに出来ていたけど、色番号がフジックスと同じかどうかまで
調べませんでした。今度釣りのついでにトーカイに寄ったら見てみよう。

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今日はミシン本体を修理に出しました。
糸通しが脱落したのと、メンテナンス。買ったところに発送しました。
...戻ってくるまで寂しいなぁ~。というわけで、ミシン関係ネタでした。


※ <マミーの四季 シャッペ>はカナガワだったかな? 調べたのに忘れた。
とにかく、フジックスではなかったです。という追記。


ツケモノの作業場 [縫い物]

「ツケモノさんの部屋ってどうなってるんですか。」とよく言われます。
実際に遊びにきた人はポカンとするか一緒になって盛り上がるかどちらかです。
フフフ。同じ穴のむじなにはウケる、ちょっとオタクな部屋です。

今日は長らく悩んでいた作業場の掃除をしましたので
ミシンの裏ワザを紹介しつつ、一部お披露目。
ツケモノが掃除? おかしい...。と相方に言われそうだけど、な・ぜ・な・ら!!

糸のケース? を買ってしまったから!!

私の裁縫タワーの糸部門は溢れかえって、引き出しが閉まったことがアリマセン。
裁縫箱はありません。無印の細いアクリルケースを机の下に積み上げて
糸や針、マグネットとかバイアステープなどなどを入れているのです。

入りきらない糸はお土産のお菓子の缶なんかに入れたりして
ごまかしつつ使っていたのですが、もーダメだコレは。いよいよ入らない。
DSC_1148.JPG
ごったがえしすぎ。

楽天のアベイル・コマドリというお店に素敵な商品がありました。
メーカー売れ筋抜粋100色セットになったもの。
長らく悩んでいましたが、やはり買ったほうが良い。
冬のボーナス一括払いじゃー[爆弾] 

これです! どーん!!
DSC_1154.JPG
タンスと言ってしまってもいいのかもしれません。

入ってる糸は100個だけで、けっこうスカスカだったので手持ちの糸を入れてみる。
DSC_1189.JPG
スバラシイ。すごくすっきり。まだ入る[グッド(上向き矢印)]

一番上の青い部分も引き出しになっていて、糸の色見本帳が入っていました。
DSC_1190.JPG
ミシン針も入れよう。
DSC_1191.JPG
なんでこんなに糸の色が必要なのか?
それは、生地が多い。ココに原因があります。

先日蒲田のユザワヤでカラ芯をもらってきたので、1本に1枚ちゃんと巻いてみたところ
こんなことに、、、
DSC_1155.JPG
色が多い。これは畳めないラミネート生地を丸めているのであって、
他に帆布やナイロンなどの畳めるものは畳んで保管しています。
そんなわけで必然的に糸も色が多くなります。

ラミネートの生地は縫いにくいと敬遠されがちですが
テフロン押さえやシリコンスプレーでちゃんと縫えます。

左の押さえはスタンダードな押さえで、右のがテフロン押さえです。
DSC_1160.JPG
右側のクリップは何に使うか? → しつけです。
ラミネート生地はしつけ糸がかけられないので、クリップでとめて
しつけ代わりとします。

青い方は100円ショップの文具コーナーで買ったもの。10個100円ぐらいだった。
右の赤い方は手芸屋さんで買ったもの。10個で500円ぐらい。
DSC_1165.JPG
でも、青い方は下の部分もカーブしているのに対して赤い方は下がフラットなので
ミシンが掛けやすい。抑えておきたいだけ」か「ミシンをかけながら」かで
使い分けています。

テフロン押さえやシリコンスプレーをいちいち買うのメンドウだヮ、という人は
このような小細工で同じように縫えます。
DSC_1182.JPG
5mm幅の両面テープを貼っています。もちろん、片面の台紙は剥がさない状態で。
これで布が送れます。

テフロン押さえはミシンによって合わないものがあるので、店頭で相談するか
ネットのミシン屋さんで売っているものから選ぶと良いです。

私はブラザーのテフロン押さえを失くした!! と思って、
河口というメーカーの出している同じような押さえを買ってみたら、
無駄なプラスチックの足が外せない仕様で付いていたのでムムム...と考えて
足をバキッと割って外してみました。「あ、ブラザーと見分けがつかん」 
なんの問題もありません。こういう冒険もアリです。
※後日ブラザーのテフロン押えが見つかったのは秘密。

だけど、結局このテフロンは透明度がないので、ズレが出たりしやすい。
結局スタンダードな銀の押さえを使って、シリコンスプレーを使います。
DSC_1183.JPG
シリコンスプレーがあれば両面テープなんて小細工も不要です。
ただ、シリコンスプレーは吹きかけすぎるとネコがドリフトするぐらい
床なんかも滑ってしまうので、一瞬シュッ! と吹きかけるだけにしてください。

トレーシングペーパーやクッキングシートを使って縫えば良い
という人もいるけど、若干のズレが生じやすくなるので、私は好きじゃないけど
逆にスプレーを嫌がる人もいます。ま、それぞれです。

そんなわけで、裁縫やる人にはフムフムで盛り上がる部屋ですが
興味が無い人にはタダの作業場でしかない部屋なのでありました。


200mの他に700mのもあります。