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ツケモノ、再び教習所に通う [教習所]

異動して色々「違うんだよなぁ」ってことを
「こうやるんですよ」とか言われても
それ違うって言おうもんなら
パワハラ云々を心配するご時世

伝達で変化していった何かを
根拠を持って是正することにホネを折りつつ
「こうやるんですよ、私はそう教わったので」
って言われるストレスをうまく除圧しなくては

まずは仕事で信頼を得ながら
正しいことを実践して
そして全体的に底上げをしなくては


教習所だ

正しいことを教わりに行きたい気持ち


てなわけで、4月に大型自動二輪の教習を申し込みました
オットには秘密です

(だってオットは私に内緒で仏像のレプリカに
大枚はたいている)
私だってはたいてやる!! バレてんだからなオット!!


で、普通自動二輪(いわゆる中型)の時の教習所は
大型教習はやっていないので、別の所に申し込みました

大丈夫かなあ大型、また胃が痛い教習所通いをするのも
どうなんだろ...…まあ大丈夫だろ


不安に思いつつ、「たのもーーーー!!」

入門です

教習車両はNC750L
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ハーレーダビットソンで受けるコースも選べるのだけど
ハーレーは多分今後乗ることはない
乗ってる人もあんまり近寄りたくない人が多い


初日からオドロキ
なにが、って指導員が優しい
「ツケモノさんこんばんは!今日担当する○○です」
って待機場所で挨拶してきてくれて
「次回から原簿はこのポケットに入れてください、
予鈴が鳴ったらバイクの準備をするので出てきてください」
その他諸々のオリエンテーションをしてくれる

ゑ... 

中型の時なんかわけわからないまま
知らないよそんなこと!ていうルール
(来たらヘルメットを被っとけとか挨拶が先とか
交通法規と関係ない教習所内のルール)を
理不尽に叱られながら教わってたのに

…なんか先生優しいんですけど
ほんとは嫌味ったらしかったらどうしよう
なんて思いながらノコノコと付いていく


そうしたら「じゃあこの時間の教習を始めまーす」って
「体操していきましょう」いっちにーさんしー
屈伸とか前屈とか、指導員が教習生たちと一緒になって
準備体操している

なんだこの光景は...

そして「走れる前提」みたいに普通に
「ウォーミングアップです」って走っていく

うぉーうう アクセル回すと加速が良い
はー中型の時は置いてけぼりだったウォーミングアップ、
指導員にピッタリ付いて走れる

あ、こういう感じ―


楽しい あっという間に初日終了

「どうでしたか」って言われて
「教習が楽しいと思ったのがオドロキなぐらい
すごく楽しかったです」と言ったら
「教習はやっぱ楽しくないとですよね!
できたー!って楽しみながら
出来るようになっていけばいいので、
安心してくださいね」

うーん夢かな? なんだここ楽しいぞ

一緒に走ったおじさんに「すごい上手ですね、
いつも乗ってるんですか」と言われて
「あーたまにです」と言いながら、教習生同士も
なんかかんか会話がある

中型の時は会話禁止!みたいに本当にピリピリだった

それで、中型の時と違うのは
検定項目に波状路があるってことなのだけど
中型の時はアクセルを吹かすとかできないまま
衝撃の吸収とか一切しないまま走り抜けてた
(検定になくても練習はする)

でもここの教習所は広い
急制動の後スーと立ち上がって前に荷重して
波状路に行くまでのコースが優しい
体勢を整えるのに十分準備が出来る

そして普段マンションのゲートをくぐるのに
若干縁石の段差を乗り越えつつ
坂道を登りつつ帰ってくるので
自然とアクセルを吹かしながらクラッチを切る
ということが会得できていたらしく、
波状路もなんの問題もない

指導員に「上手に出来てます、姿勢も良いですね」

この私が?褒められている?

4月に申し込んで4月末には卒検の予定だったのに
途中で酷いぎっくり腰になってしまって
残り4時間ぐらいで泣く泣く中座

5月は教習どころじゃない
車だって助手席から降りることができないぐらい
なにしろ腰痛なんだからバイクなんか乗れない

ついに鍼治療などに手を出しながら
6月の半ばになってようやく再開

一度も補習を受けることなく
卒検もなんか眠いままイマイチ緊張感なく
まぁ普通に走れたけど、
スラロームはギリアウトかもだし
平均台は早かったのは自覚アリ、てのがありつつ
「合格です、かなり上手く走れてましたね」

えー♡ 中型の卒検はパイロンに接触した挙句に
検定員にガーガーと怒られてシオシオに凹んだのに
同じ人間と思えない、成長するのねー人間て

そんなわけで初回の卒検で合格して
無事に6月中に卒業したのでした

ばばーん
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なんかその後二俣川まで行くのが面倒で
7月まで免許センターに行かないというズボラ

しかしだ

オットにはいつか言わなくてはならないけどいつ言おう
オットが「大型行こうかなぁ~」って言いだして
そんな話から「今なら言えるかも」と思ったら
ネコがゲーと吐いたりして
なんかタイミングを逸してしまう

何度かそんなことがあったのだけど
ついにまたオットが大型免許…と言う話をした日に
「あのー実は…」と言いながら免許証を見せた


「え…え?大自二?あ?いつ取ったの?」
と言いながら歯磨きをしているオット
「なんだ、もう取ったんだ」

意外にリアクションがうっすい

あ、そういう感じか、良かった…?のか??

と思ったら、さー寝ようとしたところで
「えーもうびっくりなんだけどー」

なにが

「いつ取りに行ってたのー全然わからなかった」

あ、教習?

「だってボクずっと家にいたんだよ、
あなたがそんな外出してる機会増えたら気づきそうじゃん」
そうだねー、新年度でアホみたいに忙しかったから
どさくさにまぎれたような…と言うと
「ボク、絶対浮気とかされても気づかないじゃん」

そうかもねぇ

「えー、どうだった大型」

楽しかったよ、意外に中型のおばさんが多かった
クランクの抜けかた相談されたりしたのと
卒検は8人ぐらい受けたんだけど、
2番目に走り終えて控室行ったら誰もいないし誰も来ない
場所間違ったかと思ったら合ってて
その後みんなで戻ってきたんだけど、
走り終えた人はこれからの人を応援してたらしい、
なんか教習所の雰囲気が穏やかで和やかで
我々が通った中型の教習所とは全然違った、
そして卒検は半分ぐらい落ちてた、と答えたら

「あーどうしようなんか動揺してるのかな?
眠れなくなった、お茶入れるけど飲む?」って
不眠になってしまったオット笑

なんだかんだで午前3時ごろまで
「えーちょっと本当に全然気づかなかったけど
そういえば道志村行ったときに
急に運転上手くなったと思ったんだった」
「そういえばなんか日焼けして帰ってきたことあった」
とか言いながら急に「あなたストレスたまりながら
忙しいのに大型取りに行ってさー、頑張ったんだね」

お、おぅ

中型の時は大体がとにかく厳しかった
開始、終了の時の「気をつけ!礼!」とか
免許証の確認方法とか
眼鏡かコンタクトかどっちでもイイヨ、じゃないのとか
バイクの準備とか、まー厳しかった
あとコースのレイアウトも走る順番も厳しかった

けど、あの厳しさがあったから公道で転ぶこともなく
事故もなく、安全に技術を習得できたのかもしれない
これ最初から大型の教習所だったら
どっかのYouTuberみたいに転んでたかもしれない

そして厳しいところで中型で基礎をしごかれたから
大型で褒められてドストレートだったのかもしれない


自立度に応じた指導方法ってとこでも勉強になったし
大型教習を受けることで運転のスキルアップに
なったと思う

「あなたさー、配置転換のたびに免許取ってたら
そのうちホイールローダーとか運転しだすんじゃないの」

おー除雪に呼ばれるかもなぁ


そしてオットは今日、申し込みに行ってきたのでした
紹介料の2,000円「半分ちょうだい」
なぜか折半されたけどまあいいか、
応援ってことで1,000円くれちゃらぁー


がんばれよ、オット!(急に上から)



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オットが購入した仏像
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家に菩薩がいるというのに

1,000円返せー



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