天草から寒天を作る [お菓子]
2019年に木曽~輪島に出かけた時に
天草を買ってきたのです、海藻のテングサ
前に伊豆の山の中の道の駅かなんかで
建物の奥に俵上に丸めてものすごい量が
積み上げられているのを見たことがあります
これはとぎ海街道 という道の駅で
350円/50gで売っていたもの
オットに「また変なもの買ってる…」
と言われながら2つ購入したのでした
ところてんを作ろう
言ってるだけでなかなか作れなかった
歯科や整体など
ちょっといろいろ体的にもメンテナンスに
気が向いているこのごろ、
いよいよところてんを作ろうではないか
賞味期限的には一応2020年8月とか
シールが貼ってあったけど
このような乾物には賞味期限など
あってないようなもんなので気にしません
中の紙の裏にレシピが載っていました
1袋50gもあるとだいぶ量ができるので
半分で作ります
25gに対して水1500ml
これに酢を小さじ1.5杯
酢を入れる入れないについては
テングサを売っているところにもよるのだけど
どうやら海藻の種類によるのではないだろうか
ちょっと調べてみた
寒天の特性についてはこちらの文献参照
こちらはてんぐさについて書かれている
テングサというのはそもそも
マクサやオオブサという紅い海藻複数を
指してテングサというのだけど
この会社の写真解説が分かりやすい
近年テングサというのは海水温の上昇で
獲れなくなってきているそうですよ
磯焼けというそうです
上記の文献その他を調べていくと
・マクサは酸がないとアガロースが抽出しにくい
→アガロースは沸騰水で煮だすことで溶解されて
冷やすとゲル化する
・オゴノリは養殖で安価だけど
オゴノリに含まれる酸が邪魔をすると
ゲル化しないのでアルカリ処理が必要
→アルカリにするために水酸化ナトリウムで調整
と、それぞれに性質があります
ハッ
水酸化ナトリウム…! ゲル化!!
ここでまたコンニャクが繋がる
大人になってからの勉強って面白いですね
つまり
テングサを売っているところで
「酢を入れないでも大丈夫」というところは
オゴノリの割合が多いのかもしれないと思った
そんなこんなですっきりしたところで
レシピに準じて半分量でやってみましょう
テングサを良く洗って1.5Lの水に浸けます
こちらは流しかん
テングサを購入してから長いこと悩んでいたけど
せっかくなので買った
きっとしつこく作るだろうと考えたのと
こんにゃくにも使えるかなと
やっぱりmade in TSUBAME
(さんざん躊躇している割に700円ぐらいだった)
強火で沸騰してきたら中火にします
なんで弱火じゃないのかなと思ったら
さきほどの文献によりますと
沸騰水でないと抽出ができないということで
温度不足だと「固まらない」ってことになるらしいです
30分、時々混ぜてグツグツと煮たものを
ザルとペーパータオルで濾します
流しかんに入れます
本当は流しかんに入れる前にもう一度濾すんだった
確かに不純物といわれれれば
海藻の切れ端が入っている…
今回はこのままいきます
ちょうどピッタリ
で、残った海藻はどうするか
2番液というのでまた煮ると良いらしいんだけど
流しかんはいっぱいだし
どうしたもんかなー
でも海藻捨てるのももったいないしなぁ
結局水を半分量にしてもう1回煮出しました
ジップロックコンテナでよかったんじゃないの
と言われてしまえばまあそうなんだけど
まあこれはあくまで2番液です
かんにラップをして冷蔵庫に入れておこう
「明日は全館停電だよ」
グッ
まあいいい
で、翌日
できたー
角切りにしてみる
左が1番液、右が2番液
やはり色が全然違いますね
この後黒蜜をかけていただきました
おいしい
2番液はゼリーっぽいというか
透明感もそうだけど寒天の風味がほとんどない
食感も柔らかいジェリー感
1番液は寒天としてザクザクとしていて
やっぱり美味しい
これはカロリー的にもよろしいし
「なんか作りたい」という熱が出てきた時に
ちょうど良い
赤エンドウ豆も煮ておこう
そしてネットでテングサを買おうとしたら
ビックリするほど高い
1000円/100g ぐらい普通にする
能登でもっとたくさん買っておけばよかった
350円/50gてずいぶん安かったんだなー
伊豆の山奥も行ってみなければ
ーーーー
などと言ってたらこの後すぐに体調を崩して
「なんか口当たりの良い物」とかいって
寒天があって良かった…てことになったのでした
どうもこのところ年度末というのは
毎年のように体調を崩していけません
もうすぐ4月
1年が早すぎて驚くー
天草を買ってきたのです、海藻のテングサ
前に伊豆の山の中の道の駅かなんかで
建物の奥に俵上に丸めてものすごい量が
積み上げられているのを見たことがあります
これはとぎ海街道 という道の駅で
350円/50gで売っていたもの
オットに「また変なもの買ってる…」
と言われながら2つ購入したのでした
ところてんを作ろう
言ってるだけでなかなか作れなかった
歯科や整体など
ちょっといろいろ体的にもメンテナンスに
気が向いているこのごろ、
いよいよところてんを作ろうではないか
賞味期限的には一応2020年8月とか
シールが貼ってあったけど
このような乾物には賞味期限など
あってないようなもんなので気にしません
中の紙の裏にレシピが載っていました
1袋50gもあるとだいぶ量ができるので
半分で作ります
25gに対して水1500ml
これに酢を小さじ1.5杯
酢を入れる入れないについては
テングサを売っているところにもよるのだけど
どうやら海藻の種類によるのではないだろうか
ちょっと調べてみた
寒天の特性についてはこちらの文献参照
こちらはてんぐさについて書かれている
テングサというのはそもそも
マクサやオオブサという紅い海藻複数を
指してテングサというのだけど
この会社の写真解説が分かりやすい
近年テングサというのは海水温の上昇で
獲れなくなってきているそうですよ
磯焼けというそうです
上記の文献その他を調べていくと
・マクサは酸がないとアガロースが抽出しにくい
→アガロースは沸騰水で煮だすことで溶解されて
冷やすとゲル化する
・オゴノリは養殖で安価だけど
オゴノリに含まれる酸が邪魔をすると
ゲル化しないのでアルカリ処理が必要
→アルカリにするために水酸化ナトリウムで調整
と、それぞれに性質があります
ハッ
水酸化ナトリウム…! ゲル化!!
ここでまたコンニャクが繋がる
大人になってからの勉強って面白いですね
つまり
テングサを売っているところで
「酢を入れないでも大丈夫」というところは
オゴノリの割合が多いのかもしれないと思った
そんなこんなですっきりしたところで
レシピに準じて半分量でやってみましょう
テングサを良く洗って1.5Lの水に浸けます
こちらは流しかん
テングサを購入してから長いこと悩んでいたけど
せっかくなので買った
きっとしつこく作るだろうと考えたのと
こんにゃくにも使えるかなと
やっぱりmade in TSUBAME
(さんざん躊躇している割に700円ぐらいだった)
強火で沸騰してきたら中火にします
なんで弱火じゃないのかなと思ったら
さきほどの文献によりますと
沸騰水でないと抽出ができないということで
温度不足だと「固まらない」ってことになるらしいです
30分、時々混ぜてグツグツと煮たものを
ザルとペーパータオルで濾します
流しかんに入れます
本当は流しかんに入れる前にもう一度濾すんだった
確かに不純物といわれれれば
海藻の切れ端が入っている…
今回はこのままいきます
ちょうどピッタリ
で、残った海藻はどうするか
2番液というのでまた煮ると良いらしいんだけど
流しかんはいっぱいだし
どうしたもんかなー
でも海藻捨てるのももったいないしなぁ
結局水を半分量にしてもう1回煮出しました
ジップロックコンテナでよかったんじゃないの
と言われてしまえばまあそうなんだけど
まあこれはあくまで2番液です
かんにラップをして冷蔵庫に入れておこう
「明日は全館停電だよ」
グッ
まあいいい
で、翌日
できたー
角切りにしてみる
左が1番液、右が2番液
やはり色が全然違いますね
この後黒蜜をかけていただきました
おいしい
2番液はゼリーっぽいというか
透明感もそうだけど寒天の風味がほとんどない
食感も柔らかいジェリー感
1番液は寒天としてザクザクとしていて
やっぱり美味しい
これはカロリー的にもよろしいし
「なんか作りたい」という熱が出てきた時に
ちょうど良い
赤エンドウ豆も煮ておこう
そしてネットでテングサを買おうとしたら
ビックリするほど高い
1000円/100g ぐらい普通にする
能登でもっとたくさん買っておけばよかった
350円/50gてずいぶん安かったんだなー
伊豆の山奥も行ってみなければ
ーーーー
などと言ってたらこの後すぐに体調を崩して
「なんか口当たりの良い物」とかいって
寒天があって良かった…てことになったのでした
どうもこのところ年度末というのは
毎年のように体調を崩していけません
もうすぐ4月
1年が早すぎて驚くー
2021-03-26 21:31
nice!(24)
コメント(18)
天草からダイレクトに作ったことはないです
作ってみたいな
by さる1号 (2021-03-27 06:52)
いっぱい食べても罪悪感を感じないステキおやつですねぇ(>_<)あ~、でも黒蜜をかけたい。余計なカロリーを足したい(笑)
寒天の原料が天草だって事は知っていましたが、今まで粉寒天しか見た事がありませんでした。そんなお高いものだったとは!!
by mio (2021-03-27 09:01)
ほう、今度は、究極のダイエットおやつ、寒天♪
「煮て、こすだけ」なのに、海藻によって調整が必要なんですね!
私は、棒になった寒天しか知らなかったけど。。(^_^;
↓ソファー騒動も楽しく読みました♪
1年後ぐらいに、また、座面を見たい(^o^)
by のらん (2021-03-27 13:36)
凄いなーいつも。感心します。
しかも頭の中で谷山浩子の「テングサの歌」がグルグル回っています・・・。
by kou (2021-03-27 18:34)
さる1号さん
私もテングサから煮出したのは初めてでした
何だか満足しています^^ 本日も作ります!
by ryang (2021-03-28 13:03)
mioさん
そうなんですよね~私も黒蜜が好きです
ゼロなんだから黒蜜ぐらいいいよねーとか言って
かけています笑
粉寒天はオゴノリが原料になっているらしいです
テングサ、スーパーでも50g単位で買えると良い
ですよねぇー
by ryang (2021-03-28 13:07)
のらんさん
そうなんですよね
買ったところのレシピ通りにやればよろしい、
という感じですが、なぜ流派?があるのか、
が不思議で調べてしまいました笑
ソファー、ほんと1年後どうなってるんだろう…
by ryang (2021-03-28 13:08)
kouさん
オットからはいつも疑惑の眼差しで見られています笑
ところでテングサの歌、聞いてみました
なんともメロディラインの不思議な…歌い方なのか
元々の譜面なのかわかりませんが
不思議さが印象的でした!
by ryang (2021-03-28 13:14)
テングサ、昔作りました(^▽^)/
ブリブリ感と磯臭さが海産物そのものですよね♪
これをたべると棒寒天とか粉寒天とか
なんか物足りない感じがするくらいの美味^^
どこで買ったんだっけ
伊豆大島だったかな?
春は冬の疲れが出るというか
体調を整えにくい季節ですよね
どうぞお大事に
by Chobi.H.YAOITA (2021-03-31 16:36)
Chobi.H.YAOITAさん
そうなんですよね、ブリブリ感!
棒寒天は割と無臭?ですが、テングサからだと
磯の香りを感じます
伊豆はテングサの産地で有名ですよね
私も、これは継続して食べるな!と伊豆から1キロ
購入しました笑
そしてお陰様で元気になりました
ありがとうございます
by ryang (2021-04-01 13:01)
天草から寒天を作る課程は映画にもなってやす。
タイトルはダイレクトに「寒天」。
監督は、荻野茂ニさんでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-04-01 21:35)
ぼんぼちぼちぼちさん
へぇーと思ってググってみたら短編映画なんですね
映画、奥深い世界です
by ryang (2021-04-03 11:57)
実家が菓子屋だったのでやはり天草から作っていました。懐かしい場面です。
by gillman (2021-04-22 11:44)
gillmanさん
天草から作る寒天は美味しいですね^^
by ryang (2021-04-29 01:35)
私も以前、道の駅で買ったことがあります。
煮るのに少し時間がかかるからめんどくさいと言われたらそれまでなのですが、すごく安いのに感動ですね。
でも、どこでも売ってないから残念ですね
by よいこ (2021-05-01 21:32)
毎日やることがたくさんあると、一年なんてあっという間でしょうね。
ryangさんはいつも活動的ですごいなとつくづく思っているのですが、何度か体調を崩しているというのを見かけているので、どうかくれぐれも体を大事にしてくださいね。
by たぬぽ (2021-05-03 20:56)
よいこさん
やっぱり作ると美味しいですね
伊豆テングサを入手したので3日に1回くらい作って
毎日食べています^^
by ryang (2021-05-04 23:54)
たぬぽさん
ほんとですねー
光陰矢の如しとはよく言ったものです
私はどうも色々アンテナがピンピンなのがいけません
なんか根詰めてやりすぎるんですねぇ
体調に出てからシマッタと気付く始末で学びません笑
by ryang (2021-05-04 23:58)