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ツケモノ、中型バイクの教習を受ける 1時間目 [教習所]

始まりました
教習所での実践編です

勤務表が出てから予約を取るもんで
週に1時間も乗れないぐらいのペース
勤務希望というのはあるけど
今は歯科に真面目に通ってる都合で
受診の都合をつける方が優先だもんで...
しかし通うしかありません
いちいち補習を受けてたら期限切れに
なってしまうので頑張らねば

オットは私より1週間前ぐらいに初回を受けたのだけど
まだ走行していないというにも関わらず
「転んだ、3回ぐらい転んだ」
「3人教習生がいて、それぞれ何度かずつ転んだ」
「命の危険を感じた」
「だいぶきつい」 

な、なんだなんだ
プライド高めのオットはいつも逆ギレぎみなはずが
随分意気消沈

押すのと乗り降りだけでそんな転ぶって
バイクておっかない

「初回だからヘルメットは確認だけで被らなかった」
「教官は穏やかそうな優しい人だった」
へぇー良かった

身体の何か所かに皮下出血をして
「痛い」と呟いている

「教習所のプロテクターは
マジックテープが緩いものがある」
というので、二人してプロテクターを買うという
もう年を取るとお金の掛けどころが安全性になってくる

教習者はHONDAのCB400sfでこういうの
1574678530396.jpg
※重量は200kgぐらいです


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そして私の初回、1限目が始まりました
初回はプロテクターは教習所のを借りよう

教官は正直「嫌そうー!!」っていう感じの
「はー初心者かよ」っていうオーラがムンムン

一緒に受けたメンズは、ヘルメットの置き方が違うとか
「プロテクターそれ逆でしょ」
「ヘルメットのベルト、掛け方違うよね」←結局合ってた
とか、言葉でネチネチ言ってて
なんつーかモテなさそうな教官

きっと悪い人じゃないんだろうけど

とか言ってる場合じゃありません
キッチリ教わって帰らなければ!!

我々はプロテクターとグローブとヘルメットを装着して
待合室を出ます

1段階で使用するバイクは傷だらけのバイク
赤い素敵なバイクは2段階で慣れた人が使うっぽい

「はい、じゃあこのバイク使っていくから
スタンド払って押していくんだけど、その時に必ず
後ろを確認して安全確認ねー」
「焦らないで確実にやってってくださいねー」

はーい

スタンドを払ったら「押して歩くからついてきて」

ぐー
オットは「自分の腰に当てながらじゃないと歩けない」
とか言ってたけど、そんなことしたら余分な力を
必要とするのではないか? 
バイクを直立させてしまえば良いような…と言ったら
「そんなことできないよ、絶対できない」

その後YouTubeでも見たけど
「こんなこと無理だよ」と力強く言ってた

どうなんだろ、教官の押し方をジーッと観察
教官はやっぱりバイクと身体は離れていて
バイクは真っ直ぐだ

私もあれに習おう

頭が重いけどなんとか付いていける
「このまま8の字行きます」
ゲーこれいつ終わるんやー

8の字コースが微妙に地面が水平じゃないところがあって
バイクがフラつくとめっちゃ重たい
フルフェイスのヘルメットを被ってハァハァ言いながら押す

だけど転がさずに頑張った

その後は車と原付に乗ってみて死角の確認
終わったら今度はスイッチ類とかギアの説明

跨るのと降りるのはうまいことできた
隣のメンズは時々「なにやってんの」と
ネチネチ言われている

センタースタンドを掛けたり外したりもOK
しかしわざわざ「倒して」と言われて
ゴロンと横にしたバイクの引き起こしに難渋

入校手続きの時はペタンコのパンプスにも関わらず
一度で出来て「バイク屋さんで働いてるんですか?」と
ちょっと意味不明な質問をされたというのに

でも今回はなんだか知らないけど全然起こせない
どういうこっちゃー
夜勤明けだとダメなんかな
ヘルメット被って押して歩いて消耗してるからかな
普段の仕事が役立つはずのボディメカニクスが効かない

教官が「そう、そのまま膝を伸ばす!」
と檄を飛ばすんだけど
そういえば先週階段から落ちて左足首捻挫してんだったわ
弾性包帯巻いて仕事していたのに
今日は外して来ちゃったんだった

足首が痛ぇぇーーーー!! 

って思いながら気合いで3回目で起こすことができた
これは足首ガードしすぎて関節固くなってるのも良くない

その後はセンタースタンドをかけた状態で
ギアチェンジの練習

だけどこれまたできない
ニュートラルから1速2速3速と上げるのは問題ないけど
ニュートラルに入れるってことができない

教官が「なんで? 2速に入っちゃってんじゃん!」
ツケモノ「ニュートラルに入らないですー」
教官「こうだよ!」 

ギュッ
ツケモノの靴の上から踏んづけるという

おぉッ 踏みよった

その後は手の操作だけで発進・停止をやったのだけど
「クラッチ切ってアクセル開ける! メーターなんか見ない!
前見る! クラッチゆっくり離す! 優しくブレーキ! 」

その後「後ろに下がって! 」下がる?下がるって
車みたいにRとかあんの?ないよね、どうすんだ?

「足で後ろに行って! 」
ワーワー言われるツケモノ

隣のメンズはブオオオオオーーーン!!とふかして
怒られている

だからメーター見て感覚を覚えるのも大事だと思うけど

足で後ろに…ってバタバタ漕いでたら
「ブレーキ外さないと動かないでしょ」
あ、そうでした

「こっちはクラッチだよ、俺が轢かれるー!」
って左手をガッと叩かれて抑えられる

ヒエー
こっちゃチャリンコと同じような錯覚になってるから
ブレーキが右手だけっていうのが頭で分かってても
できなかった

最近の教習所は先生が優しいという時代と聞いてたけど
やっぱコロナの影響で混雑しているからか
ひとつも優しくないじゃんよー


でも何度か繰り返している間にできるようになった

「はい今日はここまで!
時間ないからパッパ移動して、急いで! 」

最初は
「焦らずにゆっくり確実にやって」
とか言ってたくせに急かす教官

わかる
看護の世界でも同じ理不尽さあるもん

学生とか新人さんとか「さっきこう言ったくせにー」
っていう体験、たくさんしてる

バイクのエンジンを切って
大急ぎで押して移動

メンズは先生の後についてさっさと行く

んげー 重いーーー
さっきより重いーーー疲れてるのか?

だいたいこういう時はオットが「代わるよ」って
やってくれる実生活と違って、自分でやるしかない
普段甘ったれてやってもらってるありがたみと
ちょっと反省をしながら
フンガーとバイクを立てて押したら

オッ? これは掴んだんではないですか?
小走りに移動ができるぐらい軽々と移動できた

待機室に戻って教官から今日やったことと
次回こういうことやるから教本見といてねというのと
「今回は次回の予習のとこまでやったから
次回スムーズにいくから」と言われたのだけど

「次回10日後ぐらいだから忘れちゃったら大変だー」
と言ったら
「忘れちゃったら先に進まないでしょ!」と怒られた←?

こういうことを平気で口に出して言って
アハハハとか笑ってしまうあたりが
中年女性独特の図々しさというか

若い時は教官オソロシイーとか思いながら
「ハイッ ありがとうございました! 」って
返事してたであろうところで
いちいちなんか言っちゃって
反省しない感じに笑っちゃう

あーなんか大変だった
教官も「ババアはこれだから…」って大変だったかも

オットが近所のコンビニまで迎えに来てくれてたので
乗ったとたんにカクカクシカジカと報告したら
「うわぁ…」と半笑いで呆れていた


まー結局ね、公道に出たら本当に
自分で解決しないといけないことがたくさんあるわけで
200kgの重さのバイクを安全を確保しながら乗る、
ていうのは大変なことです

自分も他人も、安全第一
その技術を身につけることを考えたら
このネチネチ教官で挫けてしまうようではいけません

結局ちゃんとした技術を身につけるという本筋を
全うできれば良いわけで、枝葉のことにグラグラしたり
腹を立てては進まない

(でもできればオットが当たった教官が良い)


そんなわけで1限目は無事? 終了したのでした
次は2限目

YouTubeを見てイメトレしておかねば




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