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栗の甘露煮を作る [季節行事]

一気に気温が下がってきました
半袖Tシャツ1枚だったのが、朝はまぁ良いとして
夕方退勤してから「ヤバい!寒い!」て
外に出て後悔という


もう秋ですねぇ
スタッフから「今年はお節、
なにか1つはちゃんと作ろうと思うんですけど
きんとんとかどうですかねぇ」
いんでないの、と言ったら「あれ栗の瓶買って
作りゃいんですかね」とか言うもんで
「ちゃんと作る、てことなら栗の瓶詰めから作んなよ」
と言ったら「えーじゃあ栗拾い行きたい!行きましょー!」
1人で行け 私はもう剥きまくったんだ

そんなわけで、私が眉間に皺を寄せながら
ガリガリガリガリと必死に剥いた栗を使って
甘露煮を作る、ということをしました

「大量に作ろうと思います!」どうぞ
「何キロぐらい?」と聞いたら「何キロ....
ちょっと思ってた大量とツケモノさんの大量が
単位が違った模様」て言いながら
栗を500gちょっとを使って甘露煮にします
だいたい栗1kgからできるのが500g
おせちに入れるからには渋皮はちょっとも残さず
ものすごく綺麗に剥くから、廃棄率は高くなる、
とか言いながら家で作業します

クチナシの実からの色素の話なんかしながら
色を十分移した栗を煮ていきます
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瓶詰め
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この後脱気しました

さて、夕ご飯の製作をしましょう
筑前煮もおせちに入れるものだから
覚えて帰りましょう

しかし晴れの日のお料理として、色は
もう少し白っぽく上品に仕上げる場合が多いので
お砂糖をキビ糖ではなく上白糖にしたり
濃口醤油ではなく薄口にしたりするという
その時々で用途にあった調味料の選択も検討、
とか言って、切った端っこのレンコンで
花レンコンの説明したり
こんにゃくを手綱にする方法とか教えたり

もう1人スタッフが、勤務終了後に来る予定
もう1人の方から「栗おこわ食べたい」と
リクエストがきていたので、おこわも

煮物に入れる干し椎茸を半分に切っている時に
...茶碗蒸しもやるか?てなって、
昆布と鰹の出汁の取り方とかもやった

「面取りてなんすか!」
「花嫁修行してる感じするー!」
実家でやっとけ
「お母さんからは台所に入ってくるなって
出禁食らってたんですよー」
お母さんは教えることを放棄した模様

茶碗蒸しはお客さん来る時は
バエ目的で具材が沈まないように2段階に蒸す
こととか説明しつつ

しかし置いていく具材の配置が
ものすごく無造作

いい?和食てのは食べ方の通り道があるわけ
これがぐちゃぐちゃ置かれていると食べにくい
美しい配置だと美味しさも増す
通り道を意識すると配置が決まってくる

食べればみんな胃の中で一緒、みたいな考えは
ちょっと悲しいので、楽しく食べることを考えて
配置も食べやすく、美しく、て意識する
魚も向きがある、左が頭で、...
.....いやだからエビの向きが逆でしょ
もうこうなったら卵液で隠せ!
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もはや2段蒸しも関係ないビジュアル
最後に三つ葉乗せるからもういいや

同時にチキンカツも揚げる

そうこうしているうちにすっかり日も暮れて
はい、みんな揃っていただきまーす
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大福のこの顔
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「かーちゃん、俺も食べたい」

いやーもう大変だった
「今日ツケモノさんの助手で活躍した」
いやもうあなたのおかげでめちゃくちゃ時間かかったわ
「なんでですかー!めっちゃ手伝って優秀だった!」
自己評価が高すぎるッ

なんだかんだ言いながら美味しく食べて
最後に、焼いておいたアップルパイでお茶
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あーーーよく働いた

ちゃんとしたことをちゃんと教えるって
やっぱり大変
出禁にしたお母さんの気持ちがわからんでもない

年末、栗きんとんがうまくいくと良いけど
あの調子だとちょっと心配...汗



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