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頑張らなくてはならない理由 [しごと]

年度末に近づくにつれ、自分たちの戦略の
進捗状況が「おおむねよろしい」の人と「...キミは...どうした。」
という差がついてきています。

なんでだー。

今年度の達成するべき課題を、昨年までの実績から見出して
組織的に求められているステージに自分が登っていけるだけの
努力をするはずが、「...自分はいいや。」とそっぽを向いてしまうのは
なんでだー。


自己中心的に「自分が」という主軸に立つから
そういうことになるのではないか?
組織的に、どうあるべきかを考えると
自分のやるべきこと(=やらなくてはならないことでもある)を
どうしても進めていくしかないのに、
自分の①力量や求められる姿に関係なく
そのレベルが低い人と同じステージでいいや
となるのは、組織的な視点で考えていないからだと思うのです。

だからといって、自分が一番底にいるのはイヤだから
いざとなったら最終的に一夜漬けで頑張ればいいや、
(そのときの上司の都合や組織的な時期は考えていないから
結局最後に「自分だけ評価してもらえなかった」とか言い出す)
ってことになる。

なにかを「してもらおう」。ということばっかり考えているのは
子供と同じです。自分が作っていくのではなく、作られた環境にいる前提。

会社だって家庭だって国だって、組織です。
この国をどうしていくべきか、というのを考えたら
自分がどうやって食っていくかを考えなくてはならないし
自分よりも社会的な弱者はたくさん居るはずだし
もっと追い詰められている人はたくさん居るはずです。

そこに、ちゃんとお金が回るように、
その人たちがその状況に甘んじて娯楽費にせず
(娯楽できるならその費用をさらに弱い人に回せるってことだ)
適度な支援が循環するようなシステムにしていかなければいけない。

そもそも、なんで頑張らないといけないのか?
それはとどのつまり、自分の人生をどうやって生きるか。ということに
なっていくと思っています。

頑張る人は魅力的だから良い人材が集まってくるし
頑張らなくて文句ばっかり垂れてる人には同じような人が
吹き溜まってくるから、不満は一生解消されない。

社会が悪い、夫が悪い、親が悪い、上司が悪い、会社がダメだ。

だったら、最大のアウトカムに対して悪いものやダメなものに、
自分がどうやって努力して対応していくか?

前向きな努力としては自分の傾向と対策を洗い出して
会社が求めていることに近づくように、、認められるだけの努力をする。
(後ろ向きな努力としては、親を相手にしないだけの精神力を身につけるとか
しなくていい努力を強要するヤバイ会社から早く抜け出す努力とか)
挫折をした経験を、どうやって生かすか。不貞腐れるか、もっと努力をするか。
これをするかしないかで、人生は全然違ってくる。
年を取ったときに、ただのお荷物として扱われるか、
大事な人材として扱われるか。

暖かい家庭、と思ったら自分の果たすべき役割があって
相手に自分に対して何かをしてもらうことだけを考えていたら
少額の慰謝料で切られて若い奥さんに乗り換えられるだけだ。

①で満足な人は、そのうち各組織に相手にされなくなる。
周りのために何かしら出来るのになにもしない人が
周りから何かしてもらえるわけがない。
自分で自分を大事にしない人は、他人からだって大事にされるわけがなくて
それを周りのせいにするのは、あまりに図々しい。

それには、頑張れる人がただただ搾取されるのではなく
②頑張り続けられるだけの何かがないと、
①「自分ばっかり働くのがあほらしい」
とみんなで働くことを辞めたら国は成り立たない。
けど、国民感情としては正直なところと言わざるを得ないだろう。

誰だって、楽なほうに流れたいし、頑張らないでお金が欲しいし
しんどいことはなるべく避けたい。
だけど、組織として頑張らなくてはならない仕事において
楽なほうに流れて誰かに迷惑をかけることに
何も思わないのか? 思わないわけない。
だからそれをマスクするために周りのせいにした不満を連ねる。

一人一人が努力して、みんなで終結して
結果として組織が頑張ったことに結束や達成感があって居心地がいい。
だからそこには居たいけど、頑張るのはイヤだ。(おい。)
だから「だって〇〇なんだもん」「でも〇〇だし」とか言って
努力をしないで周りのせいにして、自分が頑張らなかったら
それはみんなの足を引っ張ることになる。

今の弱った状況とその周りのモチベーションの変化というのは
まさにこれが当てはまるのだけど、子供が多いというか
組織的な視点で、弱っているところにちゃんと手が入るように。
と考えることができない(能力的にはあるのにやらない)って
いう状況ができていて、こっちも大概疲れてモチベーションもダダ下がり。

どういう状況であれ、自分の課題を見出しながらベストを尽くせ。
アウトカムを明確にして戦略を立て直せ。
そうしなければあなたが身を置きたいと希望している組織自体、潰れる。

...でもなー。

これは、②賞与の査定とか、適切な人材の評価が
フィードバックされていると思っていないから、
「頑張らなくても同じじゃねー?」ってことになるのだろうし、
日ごろからの行動について「まとまったマイナス評価をされても。」
「評価した人が悪い。」てことで周りのせいにして
不貞腐れるのではないだろうか? と思うこのごろ。

日常業務の中でも、ヨシ頑張った。とか、それはこうするべきだ。と
フィードバックはしているけど、その自覚が無いのではないかなー。
査定以外にももっと固い枠を設けて、あなたを今評価してるんだよ。という
時間を作らないと現代っ子には通じないのかも。てのもある。

まー、面白くない気持ちもわかる。わかるんだけどねー。
今はいろいろ、説明しがたくて難しくて弱い状況があるから。
だがしかし。私も個人の感情ではなく、組織の一員として
考えるべき立場の人だから、一緒になって「あほらしい」って
言えない。

その厳しい状況を、どうやって乗り切るか、を考えられることは
自分の成長の機会である。とやたらとポジティブに考えなければ
やってられない。

そうやって頑張らなかったら、抱えているメンバーが
みんなで頑張れなくなっちまう。


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yes_hama

(コメント、難しいゾ~。汗)
会社が求めるのは、「過程」ではなくあくまでも「結果」だけなので世知辛いんですよね。結果を出す人間(組織)かどうかはちゃんと見ていると思いますが、そんな中で自分の人生は自分で決めなくちゃならず、、、ああ、スミマセン。
「チョイ用(仕事)」のことを考えるのはやっぱり苦手です。^^;
by yes_hama (2014-01-15 20:54) 

獏

私が社会に出た頃は
おぼろげな記憶ですが
ヤリガイというものが
確かに存在していたように思います
それが皆の共通認識にあったように思います
ヤリガイは 収入や地位や好き嫌いやエゴとは
違う次元のものでした
今の状況は職場によると思いますが
ヤリガイをワカモノタチに
伝えることができるのか?俺?
と感じております。。。。。。



by 獏 (2014-01-15 21:38) 

cassis

コンセンサスの浸透とモチベーションの維持にある程度の外圧は欠かせないというのがワタシ的な意見です。十分に与えられることなく育つ未分化の細胞は時折小さく氾濫します。
氾濫=「オレナンカドーセ」症候群

本人がアホ臭くなるくらい褒めちぎるか罵るか
神経の末端に刺激を与えてみるのはどうでしょうか。
個人的には「滅私奉公」という言葉が好きなドMです♪
若い子、いじってみてぇな (ぉぃ)


by cassis (2014-01-15 23:06) 

Chobi.H.YAOITA


「夢」かなぁ・・・

祖母が茨城県の取手協同病院というところにお世話になったんですが、そこ、すごく看護婦さんが凛々しいんです。

祖母が自宅療養しているとき、近所の担当医と相性が悪くてトラぶってたんです。そのとき、看護婦さんが他の在宅診療のお医者さんを紹介してくれたんです。というか、つまりその医者の「治療方針が全然ダメだ」と怒って外してくれたんです。普通、看護婦さんってそこまでしないと思ってたんですが、協同病院はやるんです。その方だけじゃなく、そこの方針としてそうなんです。

夢があるらしいんですよね。教育方針なのかな。理想の看護婦とは、理想の医療とはこれこれこういうものだという。

完全に患者寄りにスタンスを置き、連携している開業医にダメ出しをするというのは、相当に根性のいる判断だと思います。本人の胆力も必要ですが、トップが「よし、よくやった」と褒めてくれなければ出来ません。あそこはそう言ってくれる強いトップがいるんだろうな~、その強さについていけない人は離職するんだろうな~、と、ぼんやり思った次第です。

by Chobi.H.YAOITA (2014-01-16 01:27) 

ryang

皆様
ありがとうございます。
あまり詳しく書けないのですが、部署的にちょっと特殊な状況を
受け入れることになり、みんなで立ち向かっているところです。
みんながイメージの共有をして、それぞれがやるべきことをやって
果たすべき責任を果たす。それができなければ患者さんへの
看護の展開なんか、できるわけがないのです。

やりがい、というのは言葉にすると薄っぺらくてこっ恥ずかしい
ものですが、小さくても地味に自分の実績を積み上げて、
スキルを上げることで、実感していけるものだと思っています。
やらざるを得ない環境を作って、スタッフが前向きに頑張って
看護のスキルを上げて行けるように、頑張らなくては。と
思っています。
やはり全員一人残らず、というのは難しいのか...とか思いつつ。

昨日、サッカーの本田選手が、ユースに入れなかったのだけど
彼はフテずに自分が一層の努力をしたことで今に至る。という
記事を読んで、同じだなーと思いました。
やはり、ドロップアウトしていく人もたくさん居る中で、
精鋭として生き残るにはたゆまぬ努力が必要ですね。

いかんせん、売り手市場のこの業界、サッカー選手のようには
いかないんですけど...
by ryang (2014-01-16 21:44) 

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