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ツケモノ、カワハギ釣りに参加する [釣り]

9月に一つテンヤ真鯛の船に乗ろうとしていたのだけど
台風が来て、大事をとってキャンセルしました。

そうしたら釣りサークルでカワハギ釣りの案内が来ました。
カワハギかワラサ、釣れている方にします。ということだけど
イナダ・ワラサっていうのはこの辺でいうブリの幼魚の名前で
地方によってはヤズとかハマチとかメジロとか
(養殖をハマチという地方もあるらしい)いって
まぁブリの脂がないやつです。

イナワラなんて行ったら楽しいかもしれないけど
迷惑なサバ野郎みたいなもんでオマツリ必至だし、
乗り合いでは迷惑かけすぎて仕立てでないと経験できないかも…
(←したいと思わないというのが正しい)
なんて思ったのだけど、もしイナワラだったら
ちょっと見て見たいぐらいであまり乗り気ではない。

だって捌くの大変ていうか
費用対効果が薄いっていうか
そんな美味しいー!!っていう感じでもないような…
大きさによるんでしょうけどねぇー。

釣り味=食味 というわけでもないわけですよ。

しかしどうしたものかなーなんて悩んでいたら
結局「松輪からカワハギになりました」ホッ

オットは「松輪は遠いしなぁ~~~仕立てで
ナメられてんのかしらないけど、あの船宿…」とブツブツ。

まぁそう言わずに…とか言いつつ
なんだかんだと楽しみに準備をして参加します。

前日までイナワラがフィーバーしている松輪は
駐車場もかなり混んでいて殺気立っている。

そうそう、初めて松輪に出かけた時
本当にこういうのを想像していて
我々のようなヘナチョコが松輪なんかに行ったら
ワラサ竿で成敗されてキャリーカートにひき殺されるかも
しれない、と言っていたのだけど、その時は穏やかだったので
ちょっと忘れていた。

the・松輪。
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「盛り上がってるなぁ…」
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お客さんも船宿の人たちもビリビリしている

我々の船宿はイサキのときと同じだったのだけど
今回の船長は初めてカワハギで乗った船長で
わりかし良い人だったから一安心。
(それじゃイサキの船長が悪い人だった
みたいな言い方だけど、その通りなんだから仕方ない)

しゅっぱーつ
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しかしこの天気です
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雨が降っているのとそこそこ強風。

私もゴアテックス着てるのに
船が移動するときの風もあって身体が冷える。
もう一枚着てても良かったというか
冬用でも良かったかもなぁーなんて言いながら釣り。

何度かびっくりするほど強いアタリが来るのだけど
挙げている途中でフックオフしてしまって
正体が大きいカワハギなのか大きいベラなのか
なんだかわからない。

そんな中でもさっさと1匹釣り上げて
どやっ
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幹事の若先生に見せると「さすがです」

オットも「ボクもきたっ」
ちゃんと前に見せてー
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遠近法使わないで近づけてー
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「なんでだよぅー」

ここでちょっと大きく移動
城ケ島沖まで出ます
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なんだかんだでアタリ自体はあるし
船長がちゃんとアナウンスしてくれるので
イサキの時みたいに澱んだ空気にはならない。
やっぱり船長の仕事ってのは大きい。

幹事の若先生も釣った
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この若先生は今回初船釣りの研修医の先生に
アサリの付け方云々から教えていて、大変だなー

研修医の先生はその後吐き気が強くてダウン。
船長が「港に一度帰ることもできるし港の近くで釣ることもできる」
というと「一度帰って降ります」という若先生。

仕立てならではの融通で、一旦帰港して
幹事の先生が一緒に下船。我々は再出港で再開しました。

降りてしまえば大丈夫だけど
降りるまで続くんだよねぇ船酔いは。
私も吐きながら釣ってた時あるから分かるわ~~。
そうしたら対側の舷からセンター長が移動してきた。

このセンター長は謎な人で、オットに
「釣りのセオリーを全て無視してくるのに結局それなり釣る。
ボクはあの先生を見ていると釣りそのものに悩みが出る」と
言わしめた人物。

「これは良いカワハギだろー!」
って言いながら上げてきたら、あからさまに形が違う
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先生、それエソです

「なにそれ」高級蒲鉾の材料です
「あげる」要りません

リリース

「これ来たんじゃない?!」
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これはイラですかね

「なにそれうまいの」出汁が美味しいという微妙な評価です
「あげる」要りません

リリース  

↑この後これはテンスではないか?となったのだけど
テンスの特徴である角みたいのと点があるところを
絶妙に手で押さえていて判らない(笑。

オットは船酔いしていた研修医に一時上着を貸して
「カワハギ釣りに来て追剥ぎに遭う」とか言ってたのだけど
ジャージ1枚でスース―風通しよく居たもんで
「さ、寒い」 体温が下がってしまった。
「エー、ぎっくり腰になるんだから気を付けてよぉ」と
スパルタコメントのツケモノ。
「なんか釣れたら体温も上がるんだから頑張れー」

とか言ってたら「なんか、なんか来た!」
カワハギじゃないかも、でも大きいー!と
頑張って上げてきた
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ホウボウだっ
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ビーン 

この青い胸ビレがこんなに綺麗なホウボウ
(だいたい傷ついて割けたりしている)
しかも30cmは余裕で超えている大きさ!

すっごいじゃん、ホウボウ!
しかしよくこのカワハギ仕掛けの細い糸で
上げてきたよねー! と盛り上げる

「良かったー」
ちょっと興奮して体温取り戻すオット

「これ、こんな針が開いてた。危なかった。」
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キターでかいやつキター
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「おっ、こんどこそ釣れた」
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センター長嬉しそう

「ボクも来た」
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体温取り戻した めでたし

一瞬止んだ雨も結局けっこう降り続けて
カメラのレンズに水滴が付いていたのも気づかず
なんかそれいけノンタックでやってた
デコデコデコリーンの回想シーンみたいになってる写真

12時すぎにようやく雨が止んで晴れ間がでてきて
温かくなってきました

13時頃まで頑張って、帰港します
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雲がすっかり秋の雲
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ただいまー
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この山の木たちがずいぶんと左に撫でつけられていて
この辺りは風が強いんですねぇ


本日のクーラー
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カワハギは私が9匹、オットが5匹
立派なホウボウはオット
その後計測したら35cmありました

船宿で「ワラサはもう終わりで
今日は竿頭が2匹だけだった」って
色々、カワハギで良かった…

さー帰りましょう
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三浦って場所は海が近くて土地が広くて
ここも良い場所ですねー

帰って捌いて、本日はまず半分食べます

アラと昆布で出汁を取ってカワハギ鍋
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と、肝あえにしてヨシの刺身と
自家製味噌と肝のナメロウ
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カワハギの頭は茹でて解してネコたちにあげて
ネコも満足。


カワハギ、やっぱりもうちょっと勉強したいなぁー。



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