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ヒナ、星になる [ネコ]

6月初旬のことだけれど
18才のロシアンブルー、ヒナが死にました

一昨年ぐらいからじわじわと痩せていき
「夏は越せないかも」「冬は越せないかも」
とか言いながらそのたび元気に戻ってきて

ただ尿量はすごく多いし
多飲多尿で腎不全かなーとなりつつ
一度獣医さんにも連れて行ったけど
生き物が生きるということをどうとらえるか
家でもよく話し合って、本ネコが嫌がることは
しない、としてそのまま経過を見ることにしました

ヒナはクロのお友達として
18年前に近隣のペットショップで買ってきたのだけど
人間が好きなネコで、クロ以外の他のネコのことは
大っ嫌いでした

フクが来た頃もわざわざ寄ってくるのだけど
フクが「わーい」と近寄ろうとすると
それ以上近づくんじゃないよ!と威嚇をして
フクは随分と怒られてばかりでした

お餅君とは青い眼の猫同士仲良くなるかなと
思いきや、お餅のフレンドリーさに
「気安く近寄るんじゃないよ!」と威嚇しまくり

カリンちゃんに至っては
「この雑種!」とでも言ってそうな勢いで
威嚇していました


なぜか晩年やってきた金時と丹波黒には寛容で
親愛!と頭突きをされてもハイハイと流していて
威嚇していなかったのは謎


私も爪切りのとき威嚇されて噛まれて
顎をぶるぶるさせながら本気噛みしてくるもんで
手のひらと手の甲に、貫通には至らない穴が
しばらく残ったりしたなぁ


この2年ぐらい「お婆ちゃん」と言われていたけど
最後まで気高く、お昼まではチュールも食べて
トイレも自分で行き、
認知症でもなく「好きに生きている」感じでした


夕飯を遅くに食べながら傍で見ていたら
ブビーという音がして、下血をしたので
洗面台でお尻を洗いました

その後はもう立てなくて、
畳んだタオルの上にオムツシートを乗せて
寝かせました

夜中に段々と呼吸が浅くなってきて
オットに「そろそろかも…」と知らせて
二人で見守りました

金時以外のネコたちが代わる代わる来て
ケージ越しにじっと見つめて
去っていくのは、分かっていて挨拶をしているのか
ただの興味なのか?

でも寝ているヒナを見に来る、ということは
これまでなかったので
やっぱり挨拶なのかもしれません


たまに息継ぎをするように呼吸し、
舌がしまいきれなくなり
最後にグーっと伸びをして止まりました

午前0:28でした

翌々日までうちに置いて、夜勤明けの日
実家のネコたちやクロが眠るお寺の霊園に
連れて行きました

ヒナは唯一、クロのことだけは慕っていたというか
認めていたから(自分の方が後からきたからのような)
向こうで落ち合えるといいな

ヒナ、バイバイ
18年楽しかったね
虹の橋のたもとで待っててね


幼少のフクにも手加減なし
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まだまだ全盛期
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気高く、最後まで立派なネコでした



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