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あんずの種から杏仁豆腐(もどき)を作る [季節行事]

今年のあんずシロップは
すごくうまいこと出来ていたのに
安心して放置していたら泡立ってきていた!!
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ぐるんぐるんと瓶を回すとブックブクですよ
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しかしこれは香りが良くて微炭酸で美味しい
加熱処理せずに早めに飲みきってしまおう

そしてもう1つ、シロップを仕込もう
マルシェであんずを購入
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全部で1800gぐらいあったのだけど
一部押さりがあってやわらかすぎたものが300g、
これはジャムにしたので、シロップは1500g程度
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今度は子供も飲めるシロップになるよう
気にかけておかねば



そして先日あんずジャムを作った時に回収しておいた
あんずの種は割って杏仁の採取をしておきました
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軽く茹でてからジップロックコンテナ―に
蓋をしないで入れて乾燥させています
ここから杏仁豆腐を作りましょう

ネットで検索しても
あんまり美味しそうなのは出てきません

適当に考えてコーヒーゼリーのコーヒーを牛乳として
一部を生クリームに置き換えればいいか
牛乳ゼリーに杏仁の香りを付けるイメージ
そして牛乳は温めません 

温めた牛乳はタンパク質の変性で
舌触りも香りも変わるから冷たいまま作ります
要はゼラチンがダマにならなければ良いわけ

そもそも本物は牛乳は使わないし寒天で固めるけど
あんずの種はそんなにたくさんないし
アミグダリンを大量に摂取して中毒死とか笑えない
茹でて乾燥させた種子にどれくらいのアミグダリンが
残っているのか、測定できないから分からない

安全に
あとは食感の好みで材料を揃えます

<材料>
杏仁:7粒前後
牛乳:200ml
生クリーム(低脂肪でOK):100ml
グラニュー糖30g
ゼラチン5g
お湯30ml程度

※私は柔らか目が好きなのだけど
しっかりしたゼリーが好きな人は水分量の全体が
250mlになるように作ると良いと思います

<準備>
①ボウルにゼラチンとグラニュー糖を入れて
お湯を入れて泡だて器でよく撹拌、溶かしておきます

②乾燥気味の杏仁は小皿に出してお湯を少量かけておきます
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③戻した杏仁の薄皮をむいておきます
(10粒ぐらいに見えるのは割れているから)
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杏仁は薄皮を剥くとベージュ色のがあって
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これは氷砂糖で作ったシロップから引き上げた種
香りはほとんどないのでシロップの杏仁は廃棄とします
(ガッカリ)

<作り方>
①杏仁をすりつぶします
ごますり鉢だと溝が深いので乳鉢で擦ります
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②ペースト状になったところに
分量の中から牛乳を20㎝ぐらい入れてさらに擦ります
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③ゼラチンと砂糖が入っているボウルに
ストレーナーで濾して絞ります(ギューギュー絞ります)

④ボウルに残りの牛乳を入れてよく撹拌します
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⑤ボウルにラップをして冷蔵庫で冷やします
(ボウルの材質によりますがだいたい2時間程度で固まります)

⑥お皿に取り分け、去年仕込んだあんずシロップと
今年のあんずジャムを好きな量のせます

できた
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オットはあんずが好きなのだけど
杏仁豆腐は牛乳寒天と思っているところがあって
懐疑的だったのに
「えー、杏仁豆腐ってこんな香りがよくて
美味しいんだー」と喜んで食べていた

杏仁は貴重なので、そんな何十粒も使いたくないし
香りを足すだけなら10粒もなくて十分だろう、
もし足りなくても牛乳ゼリー←? はそれはそれとして
まぁマズくはないだろう、と思っていたけど
この予測はかなり当たっていて良かった!


7,8年前ぐらいに、初めてあんずジャムを作った時に
回収した種、冷蔵庫の買い換えや引っ越しのたびに
「もう捨てようかな?」と思いつつ、
せっかく綺麗に乾燥しているんだし邪魔になるもんじゃないし
(←「なってるよ」ってオットの声が聞こえる)
何度も危機を乗り越えて連れて歩いているのが30粒ぐらいある

杏仁豆腐がこんなに美味しく作れるなら
保管してきた甲斐があったというもの


種から作る杏仁豆腐、オススメです




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