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ガレットブルトンヌを作る [お菓子]


The・butter!!
ていう勢いのクッキー、それがガレットブルトンヌ
丸いブルターニュ風

...なんだそれは

クッキー缶の中にだいたい入っている
あの分厚い丸いサブレ的なアレです

何年か前に焼いたのよねーこれ

子供の頃のクッキー作りつーのは
バターと書いているのにマーガリンだわ
薄力粉と言ったらフラワー
←製菓用でなく料理用
粉糖は「上白糖しかない」
ゴムベラはなくてしゃもじ
打ち粉の強力粉はうどん粉

計量はバネ秤ですよ
ビヨヨヨーーーン

話にならないような暴挙を繰り広げながら
なんか代用品すぎるクッキーもどきを作っては
「家で作るのってそんな美味しくない」て思っていた

小学生の自分に言ってやりたい
「ちゃんと道具と材料を揃えれば
家庭でも美味しいお菓子できるよ」て

今は大人になってお小遣いもゼロが増えて
よつば発酵バターやら
エクリチュールっていう
グルテンが少ないフランスの薄力粉やら
粉糖だってコーンスターチ入りじゃない純粉糖を
買うことができる
秤も0.1gから測れるしゴムベラもある
何年か前にセルクルも30個ぐらい買った
シルパットというベーキングマットもある

巣窟となっている自分の部屋から
5cm径のセルクルをガランガランと引っ張り出して
クッキー生地を練ります

レシピは小嶋ルミさんのレシピ
単純に2倍量で作成

最初に薄力粉と粉糖を間違って
バターにいきなり薄力粉をぶっ込んで
「はっ!!間違ったー間違ったー!」
て戻した失敗がありつつ
なんだか生地はできた

もーね、心の乱れですよこれは
この日も仕事でメラメラすることが何個かあって
そういう時は気分転換で
製菓作業に勤しむのが良いのだけど
やはり取り掛かり始めはミスしやすい

生地をチルドで3時間寝かせてから型抜きをして
卵を2度塗りしてフォークで模様を付けて
セルクルをはめてオーブンへ

170度で21分焼成
焼き色がつきかけたら、てレシピには書いてるけど
私はしっかり焼いた方が好みなので
様子を見ながら2、3分延長して焼き上げました
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2段のオーブンで2回転

50枚ぐらい焼けた
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セルクルが最後何個か足りなくて広がった

バターがめちゃくちゃ多い生地だから
セルクルがないとダレて広がるのです
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ダラー
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角がピシッと立っていなくてだらしない
型を買い足したいけど
高さがあるから品物に対して送料が高い

卵がセルクルに張り付くと
外す時にこのように割れたり欠けたり
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富澤商店で買ったドライシートと共に
Amazonで買ったガス袋に入れて
真空パック機の熱線でシール

あらっ、これ厚みが不均衡だわー
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そしてバターが多いのとエクリチュールで
ザクザクホロホロの良い食感
この空洞、見るからに美味しそうでしょ

その他ちょっと欠けちゃったのとか
厚みが部分的に薄いものが8枚ぐらい
これはアウトレット判定で
ビニール袋に入れといてオットにあげよう
(鹿せんべいじゃないよ)

オットは「これはエシレのクッキーを超えている」と
コーヒーを淹れて喜んでボリボリ食べていた
「僕これ好き」出たなクッキーモンスター

「美味しいなぁー」じゃあ猫トイレ掃除代わってくれ
「ダメ」 チェッ

職場のスタッフたちも喜んで食べていて
早い者勝ち、て置いておいたら1日でほぼなくなっていた

良かった
安い高いに関係なく
不人気なお菓子って割と残ってるから(汗


「クッキーは大好物!」

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...これ、食べてる?散らかしてるだけじゃない?


セサミストリートより借用しました





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